休憩のとりかたが重要です
こんにちは、アウトドアナビゲーターの渡部郁子です。
さて、今日は「山歩きの休憩」についてお話ししましょう。
山頂や目的地までの計画を成功させるためには、
いつ休みを取って、何をするのかが重要です。
まず、登山道を歩き始めてからの最初の休憩は早めにとることが大切。
ここで、靴ずれが起きるような気配はないか、山道を歩いて靴ひもやリュックの
調節が弛んでいないかなど、この先まだまだ歩いて行けるのかどうかをチェック。
そして、ウエアを着たり脱いだりして体温調節も考えましょう。
このあと2回目以降の休憩は、40分に1回や1時間に1回など、
体力と相談しつつ、定期的に取ることをお薦めします。
大体何分歩いたら休むというリズムを作っておくのがいいですよ。
この時、座ったまま休憩するのではなく、腕や下半身のストレッチ
をしておくと次の行程が楽になります。
特に、股関節やふくらはぎ、アキレス腱、肩や肩胛骨まわり等は
しっかり伸ばしておきましょう。
あとは休憩の鉄則として背負っているザックは下ろすこと。
そして荷物を下ろしてゆっくりできる場所で休憩を取ること。
この2点が重要です。疲れるとザックを背負ったまま座りこむ方もたまに
見かけますが、これは立つ時、腰にかなりの負担がかかります。
ぎっくり腰にでもなったら大変なことになりますからね。
山歩きの休憩は体力の回復と栄養補給・水分補給、そして次の行動の確認と準備。
これらを短時間に行うのがポイントです。
休憩を上手に取ってゴールを目指して下さい。
さあ、あなたも美味しい空気を味わいに出かけましょう。