TOKYO FM開局50周年記念番組 True Stories。
音楽と言葉を電波に乗せて、東京の空へー。
先週に引き続き東京の街を歩くのは、音楽プロデューサー・ミュージシャンの松任谷正隆さんです。
1951年・東京生まれ。
4歳からクラシックピアノを習い、14歳の頃からバンド活動をスタート。
慶應義塾大学在学中に、故・加藤和彦さんの誘いでミュージシャンデビューを果たし、伝説のバンド、「キャラメル・ママ」「ティン・パン・アレイ」に参加。
その後、アレンジャー・プロデューサーとして、松任谷由実さんをはじめ、ゆず、いきものがかりなど、数多くのアーティストの作品を手掛けてきました。
現在は、2020年・秋にリリースを予定している、ユーミンの最新アルバム制作中の正隆さん。
また、最近では、かつてのバンド仲間だったドラマー・林立夫さんからの誘いで、鈴木茂さん、小原礼さんとともに再結成されたバンド、「SKYE(スカイ)」のキーボードを担当。
10月10日に開催される、「TOKYO FM 開局50周年記念 ブレッド&バター50周年スペシャルコンサート~あの頃のまま~」への出演も決まっています。
プロデューサーとして、ミュージシャンとして、忙しい日々を送る正隆さんとの街歩きは、今年、創立50周年を迎えた、アルファレコードのスタジオ跡地から、その跡地から、裏手を流れる新芝(しんしば)運河へ。
運河のゆるやかな流れを眺めているうちに、記憶の河もまた、なつかしいあの日へつながります。
駆け出しだった頃の不安、スタジオミュージシャン時代の違和感。
そんな中で出会ったのが、荒井由実「ひこうき雲」のデモテープ。
“その曲のコード進行にひかれて恋におちた”という有名なエピソードをくつがえす、衝撃の理由。
さらに、記憶はさかのぼって・・・、はじめの一歩となる音楽体験ともいえる、
ピアノのレッスンを受けていた恩師との、胸が熱くなる後日談。
そして、世界が一変した、2020年。
こんな状況にならなければ、出来たことがある。
だけど、こんな今だからこそ、生まれてくるものも、きっとある。
プロデューサーとしての逡巡と、なお枯れることのない創作意欲と・・・、松任谷正隆さんの「ここだけの話」は、「今」、そして「未来」へ及んでいきます。
この秋リリースが予定されているユーミンの最新アルバムに封じ込める“感情”。
そして、日本のロック黎明期に活動していたバンド、「SKYE(スカイ)」に参加するうえで決めた、ある“ルール”・・・。
来たる2021年には、ミュージシャン人生50周年を迎える松任谷さんにとって、“最高傑作は、常に次の作品”です。
*プレイリストは・・・
吉田拓郎「結婚しようよ」
小坂忠とフォージョーハーフ「庭はぽかぽか」
南正人「LAZY BLUE」
荒井由実「ひこうき雲」
ベートーヴェン ピアノソナタ第8番 ハ短調作 品13「悲愴」 ピアノ/エミール・ギレリス
松任谷由実「サーフ天国、スキー天国」
佐野史郎 meets SKYE with 松任谷正隆 「禁断の果実」
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