TOKYO FM開局50周年記念番組 True Stories。
音楽と言葉を電波に乗せて、東京の空へー。
今週と来週の2週にわたって、
東京の街を歩くのは、音楽プロデューサー・ミュージシャンの松任谷正隆さんです。
1951年・東京生まれ。
4歳からクラシックピアノを習い、14歳の頃からバンド活動をスタート。
慶應義塾大学在学中に、故・加藤和彦さんの誘いでミュージシャンデビューを果たし、伝説のバンド、「キャラメル・ママ」「ティン・パン・アレイ」に参加。
その後、アレンジャー・プロデューサーとして、松任谷由実さんをはじめ、ゆず、いきものがかりなど、数多くのアーティストの作品を手掛けてきました。
また、最近では、かつてバンド仲間だったドラマーの林立夫さんから声をかけられて、鈴木茂さん、小原礼さんとともに、「SKYE(スカイ)」のキーボードを担当しています。
そんな松任谷さんとの待ち合わせは、東京都港区にあるJR田町駅、「芝浦口」を出てすぐの交差点を渡ったところに建つ、とあるビルの前。
かつてここには、日本のPOPS界に旋風を巻き起こしてきた作品が生みだされた場所。
今年、創立50周年を迎えた、アルファレコードのスタジオがあったビルなのです。
その裏手を流れているのが、新芝(しんしば)運河。
運河に沿った歩道に降り立って、そのゆるやかな流れを眺めているうちに、松任谷さんの中を流れる記憶の河も、なつかしいあの日へとつながっていきます。
当時、ミュージシャンとしては駆け出しで、「この道でやっていけるのだろうか?」・・・、
そんな迷いと悩みを抱えていた松任谷さんの背中を押してくれた、アルファレコードの創設者、村井邦彦さんとの、ちょっと緊張した思い出。
荒井由実ことユーミンとの、恋人になるまでの“ここだけの話”や、そして、それまで苦手だったあることを、ユーミンと共に克服した微笑ましいエピソード。
そして、アルファミュージック時代のアルバム制作秘話では、2枚目のアルバム、『ミスリム』収録時、ストリングスの譜面など書いたことのなかった正隆さんが、急に決まったレコーディングに間に合わせるためにとった秘策。
そして、なつかしいスタジオを見上げながら改めて振り返る、正隆さんにとっての、アルファスタジオという場所とは・・・?
お聞き逃しの方は
radikoのタイムフリーでどうぞ。
来週は、ミュージシャンとしての人生、その始まりの物語です。
来週は松任谷さんの音楽的原体験の話や、現在制作中の松任谷由実さんの最新アルバムの制作エピソードを語っていただきます。どうぞお聴きのがしなく。