第257回 古家正亨さん①

ゲストは、韓国大衆文化ジャーナリスト・ラジオDJ・MCとして活躍されている古家正亨さんです。

元々、医療系の大学で音楽療法について学んでいた古家さん。
専門分野の研究と英語の勉強のためカナダへ留学をされました。
大学で英語を学ぶ授業で、古家さん以外全員が韓国からの留学生という状況の中、
韓国人に間違われて、皆から韓国語で話しかけられていたといいます。

その中で、当時の古家さんが持っていたイメージとは違う、スタイリッシュでおしゃれな…そして、日本にとても詳しくて、日本が大好き!という韓国人の実情を目の当たりにしたと言います。

古家さん「日本で伝わってくる韓国のイメージと、僕が実際に会ってる韓国の人のイメージが180度違うのでどんどん韓国に関心を持つようになっていったんです。
ある日、韓国の友達から1枚のCDに、衝撃を受けました。
これは韓国に行かなきゃと思い、留学をやめて韓国に行っちゃいました!」

その後、2000年に地元・北海道のラジオ局でいち早くK-POP番組を
立ち上げられ、2004年に韓国のテレビ番組でレギュラー番組を担当されます。
韓国での番組は当然、韓国語を使います。
基本的な会話は問題なかったですが、放送で使う韓国語については全く知らない状況だったので、
構成作家に教えてもらった言葉を、暗記して臨んでいました。

東日本大震災の際、奥さんのホミン さんと丸一日会えず連絡も取れなかった経験から、
英語以外の他言語で伝えられる災害情報が少ないということに気づきます。
英語の災害時マニュアルを元に、韓国語の災害マニュアルをカタカナで作り、
知り合いの放送局に届けるなどしていました。

古家さんの元気が出る曲は…
小学生の時からハマって聞いていたというBilly Joel「Rosalinda’s Eyes」。