これからの時代の主役となる「Z世代(10代~22歳)」と「ミレニアル世代(23歳~38歳)」にフォーカス。アメリカの若者たちが普段何を考え、何に影響を受け、どうした性質や特徴があるのか、さらにグローバルビジネスや海外進出企業も知りたいこれからの消費動向について、ミレニアル・Z世代評論家のシェリーめぐみが座談会形式で彼ら、彼女らの本音を引き出していく。
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今回は…
アメリカで大人気!!!
日本のお菓子のボックス・サブスクについて②
<本記事を要約すると…>
●ハイチュウやポッキーがアメリカでも大人気。アジア食品の専門店でなくても売られている!
●おっとっと(コンソメ味) や のり塩味のポテトなど、アメリカには今まで無かった味のお菓子がこれからブームが来るのでは!?
●とくに「のり」はヘルシーなスナックとして楽しまれている。
●アメリカのZ世代は成分表をすごく気にする(現在、アメリカのポテトチップスは芋、塩、油くらいしか使われていない)
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綿谷エリナ:綿谷エリナのOn The Planet 。この時間は「NY Future Labミレニアル・Z世代研究所」です。
メアリー:メアリーと申します。
ケンジュ:ケンジュです。
ミクア:ミクアです。
テツ:テツです。Welcome to NY Future Lab 2020.
綿谷エリナ:
今夜もニューヨーク在住のジャーナリストでミレニアル世代とZ世代評論家シェリーめぐみさんと電話が繋がっています。もしもしシェリーさん!
シェリー:
エリーさん!こんばんは~!
日本はすごく暑いんですよね!?
綿谷エリナ:
今日はすごく暑かったです!もう暑くて暑くて…
シェリー:
いやー・・・「酷暑お見舞い申し上げます」って感じで…
綿谷エリナ:
残暑、厳しいですね~。
シェリー:
あの~…申し訳ないことに、ニューヨークはなんだか秋の風が吹き始めているんですよ。
綿谷エリナ:
東京もそうだったんですよ!
ただ、また暑くなってきちゃったというか
シェリー:
あ、戻ってきちゃったんですね(笑)
かと思えば、南部のルイジアナとテキサスにはいま強力なハリケーンが来ているんです。
西のカリフォルニアでは、史上最悪と言われる山火事も。
お天気も大変なのですが、その一方ウィスコンシン州ではまた白人警官による非武装の黒人への銃撃があって。
で、ワシントンでは11月の大統領選を前に共和党大会があったりと、重いニュースが多すぎる毎日です。
綿谷エリナ:
ビッグニュースが多いですね・・・
シェリー:
それでも、前に進んでいかなければならない(特に若者たち)、ということで、、、
社会問題からエンタメ、アメリカで売れそうな日本の商品まで様々なトピックで座談会する、NY Future Lab。
今週は三人のZ世代、ミクア、メアリー、ケンジュとミレニアル世代のテツ。四人でお送りします。
で、先週は、おやつ大好きエリーさんと一緒に、日本のスナックが色々入ったボックス・サブスクがニューヨークで話題という話をしました。毎月2500〜3500円くらいで、箱に日本のお菓子が10〜15種類入って送られてくると。
その中には、瀬戸内塩せんからラムネハイチュウ、麩菓子までアメリカでは買えないものばかり入っているんです。それがパンデミックと日本文化ブームに乗って人気上昇中。
このボックスサブスクをやっているのは、日本文化が大好きで日本語を勉強しているメアリーなんですが、では他のみんなのお友達も日本のお菓子が好きなのかどうか聞いて見ました。
テツ:好きだよ。
ケンジュ:知ってる人は食べていると思うよ。
テツ:Like I think, ポッキーとか、ハイチュウ、definitely.
シェリー:ハイチュウ…
ケンジュ:Either they don’t know or like they are really obsessed with it. Either one, yeah never in the middle. 真ん中はない。
テツ:They love it or they don’t know.
シェリー:あーなるほどね、すごいハマっているか、全く興味ないかどちらかなんだ。でもハイチュウって、そのへんのボデガとかデリとかでも売ってるじゃない?
ケンジュ:うん売ってる。
テツ:売ってます。
シェリー:ということは、みんな普通に食べてるってこと?
テツ:And you know like that Koala cracker with the…
ケンジュ:Oh yeah…
ミクア:Chocolate ...
テツ:Chocolate stuff inside...
シェリー:中にチョコレートが入ったコアラのクラッカー?
メアリー:Hello Panda? Something like that?
テツ:I forgot the name.
シェリー:コアラのマーチ?
テツ:マーチ、year that’s what it is. それは日本のスナックですか?Is that Japanese?
シェリー:それも売ってるの?
テツ:売ってます。
シェリー:デリに?
テツ:Yeah.
シェリー:結構アメリカ人食べてる? 友達食べてる人いる?
テツ:います。
ケンジュ:うん、ハイチュウくらいはみんな。
シェリー:普通に。
ケンジュ:ハイチュウとか、うんハイチュウのコマーシャルも今テレビでやってるよ。
綿谷エリナ:
へー!コマーシャルやってるんですか!?
シェリー:
結構ハイチュウは大々的にやってますよ。もうアメリカのお菓子になりつつありますね。っていうくらい浸透してる。
綿谷エリナ:
へ~!当時は似たようなのがあったから、あまり流行らなそうだなって思ってたけど。
シェリー:
やっぱね、アメリカで売ってるのと食感が違うみたいですよ。Starburstっていうのかな?似たようなキャンディがあるんですけど、やっぱり食感が柔らかいし・・・
綿谷エリナ:
たしかにハイチュウって結構ジューシーだし、シュワ~ってなったりもするし
シェリー:
自然な味って感じ?
綿谷エリナ:
ほんと!?
シェリー:
アメリカのお菓子と比べたら、って話ですよ!
とはいえ、アメリカ人にとって日本のお菓子はまだまだニッチなもの。先週もお伝えしたように、日本やアジア食品専門スーパーにいかないと買えない。でもハイチュウやポッキーは例外で、普通のスーパーや、コーナーデリと呼ばれるコンビニのような店でも売っていて、みんな結構普通に食べている。コアラのマーチも売っていると言っていたけれど、私はまだ見たことないんです。
綿谷エリナ:へ~!あ、でもコアラのマーチはヨーロッパでも売ってるからありそう!
シェリー:
そう、結構昔からあるみたいなんですけど、今のところまだ見たこと無いんです。見つけたらまたレポートします(笑)
さて、なかなか手に入らない日本のお菓子、もっと売って欲しい!と日本人としては思うんだけれど、例えばどんなお菓子やスナックだったら、アメリカ人に売れそうか?みんなの意見を聞いて見ました。
メアリー:多分日本のチップスとか、日本のフレーバーがするから。別の味がするから。
シェリー:日本でしかない味があるんだ。どんな味がある?
テツ:海苔? のりナントカ、のり塩?のり醤油?
ミクア:Like 3 years ago, 3年前に日本に帰ってきたとき、お菓子いっぱいあって、学校に持っていてみんな食べて見てって言ったら、みんな美味しいって言われた、そのチップスが。のり塩の。カルビーの。
シェリー:日本のお土産の中で、のり塩のチップスが一番お友達に人気だったんだ。
ミクア:だけどね ingredientsとか見たら全然なんかit looks so bad for you. Ingredients are like chemicals.
シェリー:ああ成分表を見たら、すごく長かったから、合成のものとか色々入っているんじゃないかと思ったのね。
メアリー:Calbie is not so big in here.
シェリー:カルビーはアメリカでは有名じゃないよね。なんでだろう?
ケンジュ:コーナーストアで売ってたら一番人気になると思う。
メアリー:私、新しい…コンソメ味、すごく好きになっちゃった。なぜアメリカにないのかな。It’s taste like vegetables. But it tastes so good. おとっと?
シェリー:おっとっと?
メアリー:おっとっと
シェリー:おっとっとのコンソメ味
メアリー:うん。
シェリー:そういうお菓子が、じゃあもっと流行るかもね。そのBox subscriptionとかでね。
テツ:That’s a great idea.
綿谷エリナ:
へー!なんか面白い、みんなが好きなのを知るの(笑)
シェリー:
のり塩なんだって!のり塩。
これだったらアメリカでもっと売れるはず!とラボのみんなは言うんですけど、考えてみたら確かにアメリカのポテチは味の種類が少ないんですよ。普通の塩味、バーベキュー味、ソルト&ビネガー味・・・
綿谷エリナ:
パプリカは!?
シェリー:
パプリカってあんまり見ないよ?
綿谷エリナ:
本当に!?赤いやつ…
シェリー:
あ、チェダーチーズ味はある!赤いのは無い。
綿谷エリナ:
そうなんだ。あとはペッパーがたくさんとかね。
シェリー:
海苔って、ヘルシーで、そのままスナックとして食べるくらい。
綿谷エリナ:
あ、そうかそうか、言ってましたよね。
シェリー:
だからアメリカでも、のり塩は売れるんじゃないか?という話なんだけど。
ではなぜ売ってないのか?っていうともしかしたら成分の問題で、例えばアメリカのポテトチップスの成分は、芋、塩、オイルだけ。そんな感じなんですよ。
綿谷エリナ:
うーん…
シェリー:
今の若者オーガニックなど成分をすごく気にするから、それも売りにくい理由かなあ?と思ったりもするんだけど、どうもそれだけじゃないはず!?ということで、その理由を調べてみよう!ということに。
綿谷エリナ:
へー!うーん、気になる…!!!
シェリー:
なぜ日本のお菓子をアメリカで売っていないのか?ということで、これから食品関係者に聞いて来ますので(笑)、宿題ということで早ければ来週お伝えします!
綿谷エリナ:これはおやつ大臣としては楽しみに待っております!
シェリー:
待っててください。そして「その理由知ってるぜ」という方はぜひメッセージかツイートをお願いします!
綿谷エリナ:
そうですね!お菓子メーカーにお勤めの方、アメリカ進出が何故難しいのか、もしくは何故していないのか。もし知ってたら教えてください!!!シェリーさん、今週もありがとうございました。
シェリー:
ありがとうございました!
綿谷エリナ:
そしてNY Future Lab、新しいJFNアプリAuDee そしてSpotifyでもぜひチェックしてみてくださいね。次回もお楽しみに。