今月のテーマ:「キング・オブ・ロックンロール“エルヴィス・プレスリー”」
(第3回:1970年代のエルヴィス〜エンターテイナー・エルヴィス)
パーソナリティ:ビリー諸川(ロカビリーシンガー)、湯川れい子(音楽評論家)
<番組のトーク・パートと選曲リスト>
今月は“キング・オブ・ロックンロール”エルヴィス・プレスリーにフォーカスしてお届けします。今回は「1970年代のエルヴィス〜エンターテイナー・エルヴィス」と題して、エンターテイナーとしての彼の魅力に迫ります。
― 8年間まったくステージに立たせてもらえず、映画ばかりに出ていたエルヴィスは、1968年にマネージャーのトム・パーカーの裏をかいて作った『カムバック・スペシャル』というテレビ番組で、自分の好きな歌を歌い、一晩でキング・オブ・ロックとして蘇ります。
アメリカで大きな反響があったため、ビジネスに凝り固まったマネージャーのトムは、エルヴィスをステージに立たせることにしました。トムがエルヴィスのために、わざわざ大きな劇場をラスベガスに作らせたところ、世界中のエルヴィスファンがラスベガスに集まりました。
M1「You Don't Have To Say You Love Me(この胸のときめきを)」/ Elvis Presley
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。
1970年の大ヒット映画『エルヴィス・オン・ステージ』の主題歌とも言われている曲です。この映画は日本でもヒットし、人々はこの映画で初めて、エルヴィスが動いて歌っている姿を見ることになります。
― 1972年、エルヴィスの奥さんプリシラは、最愛の一人娘であるリサ・マリーを連れて、他の男人とともに彼のもとを去ってしまいます。エルヴィスはそれでもステージに立たなければならず、彼はボロボロになりながら歌いました。
当時彼はライヴで、『You Gave Me A Mountain』や『An American Trilogy』『My Boy』といった、その時の心情に合った歌を歌いました。
M2「An American Trilogy(アメリカの祈り)」/ Elvis Presley
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この曲は、死にゆく人の歌ですが、エルヴィスは娘へ思い、まるで自分の遺言のように歌いました。
― ここで、1970年代のエルヴィスの、ファンにも人気のこの曲を紹介します。
M3「Always On My Mind」/ Elvis Presley
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