<番組のトーク・パートと選曲リスト>
『モリッシー自伝』が待望の翻訳化。ということで、今月は、「モリッシーの人生講座」と題して、いつの世に対しても、何か言いたくなるお騒がせにして、熱いハートの持ち主、英国音楽の至宝=モリッシーの世界に迫ります。
今回は、「モリッシーが起こしたムーヴメント」と題して、ソロ・シンガー時代の言動を掘り下げていきます。
M1「Interesting Drug」/ Morrissey
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。
1989年のシングル。当時のイギリスの保守党支配層に対し、他人の命を犠牲にして自分らの立場を守っている、という批判を歌に込めています。「政府のスキームは君の夢を殺すようにできている。貧乏に生まれた奴はずっと貧乏なんだ」という言葉を、軽快なリズムに合わせて歌っています。
M2「Everyday is Like Sunday」/ Morrissey
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。
原子爆弾が落ちた後の港町の人がいない状態について歌っていますが、「コロナ禍のロックダウンされた街のようだ」「この状況を予言している」と話題になりました。
M3「Ganglord」/ Morrissey
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。
警察の横暴を指摘した歌で、警察批判の歌は他にも『Who Will Protect Us from the Police?』があります。
― 最近のモリッシーの言動でいうと、2020年3月、ロックダウン直前のイギリスリーズのライブで、「I’m not far right, I’m not far left, I’m …far forward!」というTシャツをモリッシーが着ていました。「私は、極右でもない、極左でもない、ただ進み過ぎているんだ!」という意味です。
音楽ジャーナリストのサイモン・ゴダードも、モリッシーに対して、「彼の発言は政治上の議題と一貫していないので、特に左翼を混乱させる」と言っており、左や右といった枠にとらわれないのがモリッシーで、世間からガミガミ言われようと迎合しない、自分自身の軸を持っています。
― 最後に、モリッシーの自伝から見えてくる
M4「Sing Your Life」/ Morrissey
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。
「君の人生は他人に歌われてきたけど、今度は君が輝くチャンスが来た。思っていることを言える喜びを手にした。歌って思いを表現できる。そんなめったいない喜びを。」と、”歌える喜び“を歌っています。
マンチェスターでどん底の生活をしていたモリッシーが這い上がることができたのも、”音楽”という武器があったからです。
進行:上村彰子(ライター、翻訳家)
浅草生まれのライター・翻訳者。1984年、13歳の時にザ・スミスと出会って以来、モリッシーファン歴36年。ライブDVD『モリッシー25ライヴ(ジャパニーズ・エディション)』(キングレコード)の字幕翻訳・解説、そして『モリッシー自伝』(イースト・プレス)の翻訳を担当。
上村さんのブログ【 Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ 】
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