I Got Rhythm~音楽が生まれる時

I Got Rhythm~音楽が生まれる時

その音楽が誕生し、愛されてきた理由を、残された証言者や音源から紐解いていく音楽ドキュメンタリー番組。
毎回、旬なアーティストやジャンルの話題+切り口でその源流を辿り、掘り下げていきます。

過去の放送(radikoタイムフリー)

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#68『I got rhythm 音楽が生まれる時』 選曲リスト

2020/7/18 (土)19:00
今月のテーマ:「モリッシーの人生講座」
(第2回:ザ・スミス時代のモリッシー)
パーソナリティ:上村彰子(ライター、翻訳家)


<番組のトーク・パートと選曲リスト>

『モリッシー自伝』が待望の翻訳化。ということで、今月は、「モリッシーの人生講座」と題して、いつの世に対しても、何か言いたくなるお騒がせにして、熱いハートの持ち主、英国音楽の至宝=モリッシーの世界に迫ります。
 今回は、彼が在籍したバンド「ザ・スミス時代のモリッシー」について掘り下げていきます。

― ザ・スミス結成以前のモリッシーを描いた映画『イングランド・イズ・マイン モリッシー,はじまりの物語』が、2019年日本でも上映されましたが、この作品の中に、モリッシーの親友である、リンダ―・スターリングという女性アーティストに、「モリッシー、あなたまだ病気なの?」と聞かれるいうシーンがあります。そのやりとりをきっかけに、モリッシーが書いた曲を紹介します。

M1「Still Ill」/ The Smiths
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。

 1984年のファーストアルバム『ザ・スミス』に収録されているナンバー。「今日宣言する。人生はただ奪うもので、与えられもらうものじゃない。イギリスは俺のもの、生活を保障しろ。」と歌っており、サビでは「まだ病気なのか?」と、自分で自分に問うています。

― The Smithsが活動した時期は、1982〜87年の5年間で、4枚のスタジオ・アルバム等の作品を残しています。
伝説の始まりは、モリッシーとギタリストのジョニー・マーとの出会いで、1978年に一度、パティ・スミスのライブで会っていますが、正式には1982年5月、現カルトのビリー・ダフィの紹介で、ジョニー・マーがモリッシーの家を訪れたのが、最初の出会いです。モリッシーは人嫌いでしたが、ジョニー・マーとはすぐに意気投合し、The Smithsを始めることになります。

― のちにThe Smithsは、インディー・レーベルのラフ・トレードと契約をこぎつけましたが、モリッシーの自伝にはラフ・トレードの悪口がさんざん語られています。ラフ・トレードは、The Smithsとの契約を売れるチャンスと思っており、『This Charming Man』のリミックスをモリッシーに無断で作り、発売したりしました。

M2「This Charming Man」/ The Smiths
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。

 こちらも、ファーストアルバム『ザ・スミス』から。歌詞では、「今夜僕はデートするんだろうな。でも着ていく服がないんだ。」と言っており、ライブステージでは花を振り回して、女性向けの衣装を来て歌っていました。

― 当時のマンチェスターでは、そういったジェンダーを超えた行動自体が衝撃でしたが、彼は歌だけでなく行動すべてが衝撃を与えていました。例えば、10代向けの雑誌の記事で、真っ赤な服を着て「肉食は殺人だ」というプラカードを持ったり、チャリティ・プロジェクトのバンド・エイドに対しても、「ティーンエージャーや失業者に、エチオピアを救おうって言うより、サッチャーとかロイヤルファミリーに言えば10秒で解決できるじゃないか。ボブ・ゲルドフは偽善だ。」と非難したりし、メディアに騒がれました。
 そういったモリッシーの姿勢は、バンド時代もソロ時代も変わらずに一貫しており、イギリスの問題だけでなく、世界平和や、昨今のBlack Lives Matterが注目されるきっかけとなった、アメリカの警察による暴力事件についても、早くから指摘をしていました。

― モリッシーがスミス時代、当時の社会不満をストレートに反映した2曲をお届けします。

M3「Heaven Knows I'm Miserable Now」/ The Smiths
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。

 1984年のコンピレーション・アルバム『ハットフル・オブ・ホロウ』から。この曲では、当時の労働者階級の若者は職がなく、職に就いても惨めさが変わらないという悲哀を、代弁して歌っています。

M4「The Queen is Dead」/ The Smiths
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。

 3枚目のアルバム『ザ・クイーン・イズ・デッド』の表題曲。ストレートに王室批判をしており、「スポンジと錆びたスパナを手に僕は宮殿に押し入った。それで女王と話す…」という歌詞に、イギリス中が驚きました。

― The Smithsは、5年間の活動を経て、1987年に解散してしまいます。モリッシーは「スミスがなければ死んでしまう」と言うほど、スミスの活動を続けたかったのですが、ジョニー・マーは「しがらみなくギターを弾きたくなった」と自伝で語っています。

M5「How Soon is Now?」/ The Smiths
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。

 

進行:上村彰子(ライター、翻訳家)
浅草生まれのライター・翻訳者。1984年、13歳の時にザ・スミスと出会って以来、モリッシーファン歴36年。ライブDVD『モリッシー25ライヴ(ジャパニーズ・エディション)』(キングレコード)の字幕翻訳・解説、そして『モリッシー自伝』(イースト・プレス)の翻訳を担当。

上村さんのブログ【 Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ 】
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