『坂番洋楽データファイル (略してSYDF)』第86回
ボヨヨ~ン!
自分撮りしてみました。
スリーディグリーズが日本を中心にヒットしていたなんて初めて知りました。
名曲も多いですよね。
スリードッグナイトは、3人で武道館のライヴを見て、さらに好きになったグループです。
よくコピーもしてたなあ。
またライヴ、やってくれないかねぇ。
『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第86回
今回のSYDFは「ス」ではじまるアーティスト特集の11回目。
ラインナップは・・・・
『スリー・ディグリーズ(The Three Degrees)』
★1963年、アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィアで結成された3人組の女性ソウルグループ。
1964年、レコードデビューしたものの、全く売れない状況が10年!
しかし1974年、あるTV番組の主題歌に抜擢されたところ、
いきなりの全米1位を獲得!
それが、日本でも一世を風靡したTV番組[ソウル・トレイン]のテーマソングでした。
ちなみに、その前年(1973年)日本では彼女たちのレコード会社
移籍第1弾のシングル曲が大ヒットしています。
♪荒野のならず者(Dirty Ol' Man)
*全米R&Bチャートで58位どまりだったもののオランダをはじめヨーロッパ、日本で大ヒットを記録。
★その後、[ソウル・トレインのテーマ]が全米ナンバーワン・ヒットとなり、
それに続いて、こちらの大ヒットが生まれています。
♪天使のささやき(When Will I See You Again)
*1974年、全米2位を記録。
★この「天使のささやき」のあと、本国アメリカではヒットが出なくなりますが、
日本での人気は凄いもので、何度も来日公演を行なっています。
そして1974年に来日した時にレコーディングしたのが
作詞/松本隆、作曲/細野晴臣の「ミッドナイト・トレイン」。
そして、シングルとなった作詞/安井かずみ、作曲/筒美京平の曲もヒット!
♪にがい涙(Nigai Namida)
*もちろん、日本でのみのシングル。
『スリー・ドッグ・ナイト(Three Dog Night)』
★1967年、ダニー・ハットンを中心に、チャック・ネグロン、
コリー・ウェルズという3人のボーカリストをフロントに、
そのバックメンバー4人をオーディションで選んで結成。
グループ名は、北アメリカの先住民が冬の寒さをしのぶための言葉で、
スゴイ寒さの夜をたとえて「(とても一匹では足りない)三匹の犬が必要な夜」というところから由来。
セールスポイントとなる、フロント3人のボーカル中心のグループにふさわしいということで、付けられたそうです。
♪イッツ・フォー・ユー(It's For You)
*1969年発表のデビューアルバムに収録。
リードはダニー、チャック、コリーの3人。
*この曲、作詞・作曲が「レノン/マッカートニー」
♪ママ・トールド・ミー(Mama Told Me)
*1970年リリース、ランディ・ニューマンの曲をカバー。
初の全米ナンバーワンに輝いています。
リードはコリー・ウェルズ。
♪喜びの世界(Joy To The World)
*1971年、全米1位を6週連続で記録。
リードはチャック・ネグロン。
♪ブラック&ホワイト(Black & White)
*1972年、全米1位。リードはダニー・ハットン。
♪オールド・ファッション・ラヴ・ソング
(An Old Fashioned Love Song)
*シンガーソングライターのポール・ウィリアムズの作品
*1971年、全米4位。
♪ザ・ショー・マスト・ゴー・オン(The Show Must Go On)
*1974年、全米4位。リードはチャック・ネグロン。
*当時、まだ無名だったレオ・セイヤーの曲をカバー。
★デビューから約6年の間に全米トップ40シングルが21曲、
全米ナンバーワンが3曲というスリー・ドッグ・ナイト。
多くのロックグループと彼らの違いは、ほとんどのヒットが自分たちが作ったオリジナルではなく、
当時の隠れた名曲や、才能はあるがあまり世の中に認められてないアーティストたちの曲のカバー。
その選曲のルールは「1人の選曲に、他の2人が同意すれば、
その選曲者がリードボーカル兼プロデューサーとしてレコーディングする」というものだったそうです。
次回「坂崎さんの番組」という番組
『坂崎音楽堂』最新カヴァーソング大特集