『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』 第79回
2人のスティーヴィーさんを紹介しました。
女子でもスティーヴィーさんっているのですね。
日本の名前でも男女共通の名前はありますからねぇ。
「まこと」「まゆみ」「かおる」「ジュン」。
「としひ子」 こらっ!!
『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』 第79回
「ス」で始まるアーティスト特集の4回目。
今回は2人のスティーヴィーをご紹介しました。
『スティーヴィー・ニックス(Stevie Nicks)』
★1948年5月26日、アメリカ・アリゾナ州フェニックス生まれ、
サンフランシスコ育ち。20代の頃からローカルグループで歌い始め、
1975年、当時のボーイフレンドだったリンジー・バッキンガムと
一緒に、新生『フリートウッド・マック』に加入。
その後、ほぼ20年に渡って『フリートウッド・マック』のボーカリスト
として活躍。
「フリートウッドマック」については「フ」の付くアーティスト特集の
ときに…。
今回はソロアーティストとしてのスティーヴィー・ニックスの
ヒット曲をご紹介。
♪二人の誓い(Whenever I Call You 'Friend')
with ケニー・ロギンス
*1978年、フリートウッド・マック加入後
すぐにケニー・ロギンスと共演。
♪嘆きの天使(Stop Draggin' My Heart Around)
withトム・ペティ
*初ソロアルバム『麗しのベラドンナ(Bella Donna) 』からの
シングル曲。
*1981年、全米3位。
♪スタンド・バック(Stand Back)
*1983年リリースの2ndソロアルバム
『The Wild Heart』からのヒット曲。
*全米5位まで上昇
*当時大好きだった「プリンス」にインスパイアーされて
作った曲とか。
(その「プリンス」はキーボードでゲスト参加しています)
★ちなみに、過去、何度も再結成を繰り返してきた
『フリートウッド・マック』。
今年4月「北米ツアー」を皮切りに、ワールドツアーをスタート。
現在はヨーロッパ、11月~12月はオーストラリアツアーの予定。
『スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)』
★1950年5月13日、アメリカ・ミシガン州サギノー生まれ。
本名「スティーヴランド・ハーダウェイ・ジャドキンス」。
生まれてすぐに病気のため盲目となったスティーヴィー。
幼い頃から教会で歌い始め、ピアノ・ドラム・ハーモニカ等、
9歳までにマスター。11歳の時、モータウンレコードの社長の前で、
歌と演奏を披露し契約。
「リトル・スティーヴィー・ワンダー」としてデビュー。
♪フィンガーティップス Part2(Fingertips Part2)
*1963年13歳の時にリリース。全米ナンバーワンを獲得。
ちなみに、レコーディング時は12歳でした。
★デビューと同時に「天才」の名をほしいままにし、次々にヒットを放ち、
1973年、2曲目となる全米ナンバーワンが誕生。
♪迷信(Superstition)
*実はこの曲、元々ジェフ・ベックから依頼され作った曲。
しかし、スティーヴィーのマネージャーが
「シングルにするのはこっちが先!」と勝手にシングルをリリース。
そんなドタバタもあり、
「ジェフ・ベック&ティム・ボガート&カーマイン・アピス」による
スーパーバンド『ベック・ボガート&アピス』としてのアルバム
には収録されたものの世界的にはシングルカットされません
でした。(日本でのみシングル発売)
★この後、まさに全盛期を迎えたスティーヴィー・ワンダー。
「サンシャイン」「悪夢」「回想」「愛するデューク」等など
大ヒットを連発。
もちろん、アルバムも全てミリオンセラー。
♪エボニー&アイボリー(Ebony And Ivory)
with ポール・マッカートニー
*1982年、全米1位。
♪心の愛(I Just Called To Say I Love You)
*1984年、全米1位。
*実はこの曲、もともと、アメリカにレコーディングに行った
『ブレッド&バター』が、たまたま同じスタジオにいた
スティーヴィーと親しくなり楽曲制作を依頼したものでした。
すぐにデモテープが届いたのでブレバタは、
1979年の活動再開第1弾シングルとして
(歌詞をユーミンに、アレンジを細野晴臣さんに依頼して)
リリースするつもりだったそうです。
が、しかし!スティーヴィーのマネージャーから
「映画の主題歌に提供したいから返してくれ!」と言われ、
「ブレバタ」版のこの曲は急遽、発売中止に。
※スティーヴィー版の邦題は「心の愛」、
ブレバタ版タイトルは「特別な気持ちで」
そして、スティーヴィーのヒット曲の日本語カバーとして
1984年末にリリース。
その後、スティーヴィーは「ブレバタ」には改めて
「リメンバー・マイ・ラヴ」という曲をプレゼントしています。
次回 「坂崎さんの番組」という番組
『坂崎音楽堂』ポール・マッカートニーの音楽的ルーツを探る