「おとたけが気になる!」
今回は
「伊藤詩織さんの漫画家提訴」についてお話していただきました。
乙武:昨日、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、長らくニュースなどでも
取り上げられていましたが、TBSの記者、山口敬之さんから、
望まない性行為をされたといういう事で、裁判を行ってきましたが、
第一審は、伊藤さんの勝訴という判決が出た訳ですけれども、
この間、具体的にいうと2017年の6月から2019年の12月。約2年3か月にわたって
漫画家のはすみとしこさんが、いかにも伊藤さんを模したキャラクターを描き、
「枕営業大失敗」なんていうコメントを添えて彼女を揶揄するような、
枕営業の為に山口さんをうまく使ったんだ、というようなメッセージを込めた
イラストを掲載などをしていて、これに対して伊藤さんが非常に精神的苦痛を
受けたということで、今回裁判を起こしたというニュースが昨日入ってきた
んですね。
これはね、私は正直法律の専門家ではないので、この判決がどういう風に
なるのかというのは正直分からないです。
ただ、はすみさんはこの間ずっと「あの風刺画はフィクションですよ」とか、
「伊藤さんとは無関係ですよ」とおっしゃってるんですが、まあ誰がどうみても
とても、はすみさん絵が上手なので伊藤詩織さんに見えますし、添えてる
コメントからも、だれがどう見てもこの件を言ってるだろうといのは、
わかってしまうので、ちょっとこの弁明は無理筋かなという気もするんですが、
勿論、判決がどうなるかはわからないです。
ただし、私はこういった裁判をしていただくという事には、
非常に意味があるんではないかという事に思っていて。
といいますのも、残念ながら木村花さんのああした事が
起って、まさに今、SNSにおける誹謗中傷ってこのままでいいんだっけ?
それとも法規制が必要なんだっけ?いや、でも安易に法規制すると
言論の自由を奪われるんではないかとか、いろんな議論が始まった
時期ですよね。
そういった時に明らかにSNSで誹謗中傷にあたるんではないか、と
思われている。そうみられてきた案件に対してその当事者が、
こうして声をあげて裁判を行う。それについて一定期間を経て、
判決が出るわけですよね。それによって私たちに
「あ、これはアウトになるんだ」もしくは、「これはアウトにならないんだ」
ということが、可視化される。これ非常に大きなことだと思うんですよ。
・・・
更に、乙武さんの見解を詳しくお話しいただきました。
詳しくは、JFN PARKの音声コンテンツをお聴きください。
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乙武洋匡
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