今夜のJazz&Vocal Nightは6月の"ビートルズ月間"を迎え、ビートルズのジャズカヴァー曲と、先月に発売された行方さんの遺作『ビートルズは終わらない』をご紹介いたしました。
6月のテーマ曲もトニー・ウィリアムズの「Black Bird」に替わりました。
まず1曲目はカウント・ベイシー・オーケストラが1966年録音したビートルズ・カヴァー・アルバム『ベイシーズ・ビートル・バッグ』から「オール・マイ・ラヴィング」をお届けしました。
2曲目はエラ・フィッツジェラルドが歌う「キャント・バイ・ミー・ラヴ」。
1964年当時、全英シングルチャート36位になったそうです。
次はヴィヴラフォン奏者のゲイリー・マクファーランド「ア・ハード・デイズ・ナイト」。
彼のウィスパー・ヴォーカルがいいラウンジ感を出しています。
20世紀もっともカヴァーされている曲「イエスタデイ」。
リー・モーガンのトランペットヴァージョン、ハンガリー出身のギタリスト、ガボール・ザボの演奏と2曲続けて聞いていただきました。
ガボール・ザボと共にフルートを演奏しているのは当時留学生だった渡辺貞夫さん、だそうです。
続いて、ジャズのビートルズ・カヴァーで一番有名だと言っても過言ではない、ウェス・モンゴメリーの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」。
行方さんもジャズと出会った一番好きなジャズ・ナンバーと言っていました。
次はハービー・ハンコックのカヴァー・アルバム『ザ・ニュー・スタンダード』に収録されているビートルズ・ナンバー、「ノルウェーの森」をお届けしました。
そして、ダイアナ・クラールの「イン・マイ・ライフ」。
デヴィッド・フォスター・プロデュースで2015年に発表された60-70年代のカヴァー・アルバムに収録されています。
(★写真:収録アルバム『ウォールフラワー』ユニヴァーサル ミュージックUCCV-9678)
最後は上原ひろみが演奏する「Black Bird」です。
この曲は黒人女性の解放を祈ってポールが作曲しました。
まさに今改めて聞きたい名曲ですね。
来週はノラ・ジョーンズの新作を中心とした女性ヴォーカル特集です。
お楽しみに(^^♪