LEGENDS 岩崎宏美〜シアワセノカケラ〜

2020年5月




先月の4月25日でデビュー45周年を迎えた宏美さん!
今回は、45周年を記念して宏美さんセレクションの様々な楽曲と共に振り返ってお届けします。

まず1曲目はデビュー曲『二重唱』から。
“天まで響け岩崎宏美”のキャッチフレーズでデビューした宏美さん。
当時の思い出としては、デビュー記念日の日に「本当にレコードが売っているのか」とレコード屋さんに確認しに行ったとか。
するとそのお店ではすごくわかりやすいポップで飾ってあり「本当に売ってるんだ」と思い一枚買うと、レジで「ご本人ですよね」と言われたそうです。

2曲目は、小学校2年生の時の宏美さんの歌声で『オルゴールの歌』。
「成城学園芸術祭参加作品こどもの祭り」というアルバムの中で、5年生6年生がメインのミュージカルナンバーですが、レコード化される時に主役の女の子の吹き替えとしてレコードのみ参加したそうです。

デビューから3ヶ月後にリリースされたのが「ロマンス」。
「この歌で全国区になったのかなぁ」という体感のある宏美さん。
3曲目は、そんな名曲『ロマンス』です。

高校2年生でデビューした宏美さん。高校3年生の時にはお仕事が忙しくなって午後の授業はほとんど通えてなかったとか。
卒業式には出てみんなで涙涙だったそうですが、宏美さんは単位を2つ落としていたのでその後もこっそり学校に通っていたそうです。
ちなみにその単位は「政治経済」と「体育」だったそうです。
そして4曲目はそんな学生生活も思い出す『思秋期』。

それから卒業してお仕事だけになった当時の宏美さんは、「学校に通っていた午前中は趣味にあてよう」と考えていたとか。
今思うと「仕事甘くみすぎだよね!?」とつっこみたくなってしまう時代だそうです。
5曲目は23歳の時に出会った『聖母たちのララバイ』。
はじめて“歌が売れる”様子が目に見えて感じられた瞬間だそうです。

この45年では、プライベートでもいろいろなことがありました。
30歳の時には結婚。この時には、胎教アルバムを製作していました。
最近お引越しで当時の日記が出てきたそうですが、お腹にいる赤ちゃんが女の子か男の子かをあえて聞かなかった宏美さんは、「しょうこちゃんへ、げんきくんへ」と男女どちらもの名前を書いていたそうです。
6曲目は、そんな胎教&育児三部作、次男が誕生した時のアルバム「きょうだい」の中から『このこどこのこ』。

45年でさまざまな出会いを経験した宏美さん。
この番組のタイトルでもある「シアワセノカケラ」。このタイトルにもなっている曲を作ってくださったのは池間史規さん。
去年の暮れに突然の訃報となってしまわれたのですが、池間さんの還暦の時には宏美さんと一緒に「シアワセノカケラ」を歌ったそうです。
7曲目は、歌うたびに池間さんを思い出す、そんな『シアワセノカケラ』。
実は、池間さんが亡くなる1週間前、宏美さんのために書いた曲が届いていたとか。
いつか宏美さんの歌声でみなさんにお届けします、とのことです。

45周年を迎えて、今はみんなの前で「ありがとう!」と言えないので実感がわかない様子ですが・・・
「私飽きっぽいのによく続いたな!」と素直に思うそうです。
歌だけは飽きないし、今になると昔作っていただいた曲も、こういうことなんだと新しい発見があったりするので毎度毎度飽きないそうです。

最後の曲、8曲目はさだまさしさんが宏美さんに書き下ろしてくださった『残したい花について』。
「この歌をしっかり胸に、がんばりたいと思います。」

岩崎宏美さんのデビュー45周年を合計8曲の楽曲で振り返った今回。
いかがでしたでしょうか?

宏美さん曰く、
「ここまで歌い続けてこられたのは、昔の歌や今の歌を飽きずに聞いてくださるみなさんがいるからかな」とのこと。
そして、「“これが私のスタイル“ではなく、色々な方の意見を聞きながら軌道修正しながら、歌手・岩崎宏美は頑張っていくのではないかなと思います。
良いアルバム、楽しいコンサートをいつまでも続けられるように、声帯はもちろんのこと体力ももつけて頑張っていきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします!」