▼音声はコチラから！

※今回もzoomを使ったリモート収録！
　音声の感じが通常と異なります。ご了承ください。





－－－留学について、今はどんな状況ですか？
「昨年の9月から日本の大学での交換留学制度を利用して、今年の5月までの予定でイギリスに留学していました。3月の中旬に、一時帰国を要請するメールが日本の大学から届き、その時点では奨学金の支給も停止されるということ、またほとんど同時にイギリスの大学の授業がオンラインになることが決まったので、日本で授業を受けるためにも、3月20日に帰国しました。」


－－－遥さんが経験した中で、強く印象に残っていることは？
「帰国するまではそんなに大変だと感じることはなかったんですが、日本の空港に着いてから自主隔離が始まってからが大変でした。空港では「自宅かホテルで2週間待機すること」「公共交通機関を使わない」という申告書に署名と宿泊先を記入して提出しました。そこからホテルを取り直したり親と連絡を取ったりという、その時のことが特に強く印象に残っています。また、突然の帰国で高額になった航空券と2週間分のホテル代で、金銭的にも大きな負担でした。」


－－－番組を聴いている人に知ってほしいことは？
「東京でも感染が広がる中で、帰国者が東京に2週間留まることが果たして意味のあることなのか、と思っています。こうしたことが多くの人に知ってもらえたらと思うと同時に、帰国者に対する支援や対策が今からでも行われてくれれば、帰国者はもちろん、東京に住んでいる人にとってもいいのにな、と思います。」


－－－留学に関して、これからの予定は？
「4月20日から再開が予定されているイギリスの大学のオンライン授業を利用して、当初の予定の5月末まで、留学先で受ける予定だった授業を日本から受けるつもりです。このまま勉強を続けられなくなってしまうのではないか？という不安もあったので、オンラインでも参加できることはよかったなと思います。」


－－－今1番伝えたいことは？
「帰国者・留学生が置かれている状況を、もっと多くの人に知ってもらいたいと思います。今でもSNSを通じて発信をしていますが、解決するかどうか分からなくても、自分にできることとして続けていこうと思っています。ただ、こんな形にはなってしまいましたが、留学できたことは良かったと思っているので、オンラインでも最後まで勉強を続けていきたいと思っています。」


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■遥さんによるnote記事「差別されたのはヨーロッパでなく、日本でだった。」
→ https://note.com/harueigahon/n/n500b726d95f3

■Change.orgの緊急帰国者の経済面・衛生面の不安解消に関する署名運動
→ http://chng.it/BydVbjNtZ2


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－－－自制を求めるならふさわしい支援を。
　　　実情を知ることは、声を上げることの第一歩ですね。

次回は、留学先のドイツから帰国された大学4年生の河西遥菜さんにお話をお伺いします！


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