声優・野島裕史が、自転車をテーマにお届けしている番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。4月4日(土)〜の7日(火)放送は、トライアスリートの白戸太朗さんと一緒に春の岡山県を満喫した「片鉄ロマン街道&美咲町フォトジェニックライド」を振り返りました。
片鉄ロマン街道を走る白戸さん(右)と野島(右から2人目)
★鉄道廃線跡地のサイクリングロード
野島:「片鉄ロマン街道」とは、1991年まで岡山県備前市片上~柵原(やなはら:現在の美咲町)を走っていた「片上鉄道」の鉄道廃線敷を活用した、自転車・歩行者専用道です。
2003年に「片鉄ロマン街道」としてよみがえり、自然豊かな景色が楽しめるスポットとして人気になりました。鉄道の跡を整備しているので、起伏が緩やかで、初心者でも楽に走れるのも魅力の1つです。(実際に走ってみて)初心者には本当にピッタリで、家族連れやお子さんも走れるようなやさしい道でした。
かつて電車が走った鉄橋を自転車で渡る様子
まず立ち寄ったのは、天瀬駅の駅舎跡地。これが、完全に昭和の雰囲気たっぷりの、映画のセットのような駅舎。訪れた人がメッセージを残せる自由帳が置いてあったので、僕もサインを書かせていただきました。片鉄ロマン街道を走った方は、ぜひ探してみてください!
天瀬駅に到着した白戸さん(右)と野島
駅の自由帳には、野島のサインも
続いて立ち寄ったのは「苦木(にがき)駅」の駅舎跡地。先ほど紹介した天瀬駅よりも、少し小さめで、より昭和レトロ感が増した駅です。何よりも印象的だったのは、たくさんの桜の木。訪れた時期は、まだ咲いていなかったのですが、満開の頃はめちゃくちゃキレイなはず! 咲いている時期は、めちゃくちゃ“インスタ映え”するようなカワイイ駅です。しかも、(廃線跡地なので)線路があった場所からレアな写真が撮れるので、ぜひ訪れていただきたいですね。
苦木駅で語らう白戸さん(左)と野島
そしてライドは、ゴールである「吉ヶ原(きちがはら)駅」の駅舎跡地がある「柵原ふれあい鉱山公園」に到着。ここ、楽しかったです!
線路に降りて写真を撮影する野島
「片鉄ロマン街道」は、廃線跡の線路を外して、自転車が走りやすいように整備されているのですが、最後に訪れた「柵原ふれあい鉱山公園」は、線路も駅舎もそのまま残っていました。まるで今も使われているような雰囲気なので、映画やドラマの撮影などでも、よく使われるそうです。
昔の雰囲気が残る吉ヶ原駅のホームに立つ白戸さん
そしてこちらには、動く状態で保存されている同系列の気動車(エンジンを搭載した車両)では、日本最古のものがあるということで、撮影時に特別に動かしてもらいました。ほかの場所では絶対にできない、“自転車で線路上を走る”という貴重な体験もできました。1mくらいしか走れませんでしたが(笑)。
野島は、線路の上をバイクで走ることにチャレンジするも……!?
★「片鉄ロマン街道」を走り終えて……
野島:「片鉄ロマン街道」を走ってみて、どうでした?
白戸:全然イメージできていなかったんですけど、“鉄道感”がいっぱいでした。自転車に乗っているんだけど、鉄道に乗っているような感じで。そこがすごく楽しかったですね。川があって、道があって。あと、駅舎が残っていたり。
野島:雰囲気よかったですよね。
白戸:そうですね。信号が残っていたり、“ここで本当に電車が走っていたんだ……”というあの感じは、すごく新鮮でした。
サイクリングの感想を語り合う白戸さん(左)と野島
野島:それに、すごく安全な道でしたね。周りに高めの柵もあって。
白戸:舗装はいいし、道は幅広いし。初心者の方は、安心して走れるでしょうね。
野島:高低差も、ほとんどなかったですよね。次はぜひ、桜の咲いているシーズンに行きたいですね。
白戸:桜の時期が最高だって聞いていたのに、なぜか、桜が咲く前に来てしまいましたからね(笑)。
片鉄ロマン街道には、桜の木もたくさん!(苦木駅付近)
野島:“また来たい”と思わせるための作戦だったのかもしれないですね(笑)。次は、いい季節に走りたいですね。また一緒に走ってください!
白戸:ぜひ走りに行きましょう。よろしくお願いします!
ゴール地点の美咲町では、名物の卵かけごはんが待っています!
さて、4月11日(土)〜14日(火)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」では、新幹線輪行で新たに注意しなければいけないこと……など、サイクリストお役立ちニュースをお届けします。お楽しみに!