2020年3月29日(日)【中山七里さん】の「bpm」
PEOPLE ５週目は「bpm(books plus music)～やっぱり本と音楽が好き！～」と題して、
作家の方々に、大好きな本や音楽のこと、そして日頃思うことなどを、自由に語っていただきます。
2020年3月29日の『PEOPLE』は、小説家の中山七里さんにお話し頂きました！
～中山七里さん プロフィール～
1961年生まれ。作家。会社員生活のかたわら、2009年『さよならドビュッシー』で第８回『このミステリーがすごい！』大賞を受賞し、翌年デビュー。この受賞時、史上初めて二作同時に最終選考に残った「災厄の季節」も『連続殺人事鬼カエ男』と改題し、のちに刊行され話題を集める。著書に『贖罪の奏鳴曲』『切り裂きジャックの告白』『七色の毒』『アポロンの嘲笑』『テミスの剣』『月光のスティグマ』『嗤う淑女』『ヒポクラテスの誓い』『総理にされた男』『戦う君の唄を』など多数。
■まずは新刊小説『夜がどれほど暗くても（角川春樹事務所）』について紹介！
○どんな本...？
⇒ある有名出版社の編集者が、仕事にも家庭にも満足して毎日を送るが、ある日息子が殺人事件を起こし、しかも被害者もろとも死んでしまいます。
それから、報道する側から報道される側になり、しかも加害者家族ということで、世間からバッシングを受けます。
そんな人生真っ暗になってしまった男が、ある日被害者遺族と会い、なんとか心を通わせられないかと奮闘する、というお話です。
○執筆に至った経緯は...？
⇒僕はいつも、担当編集の方に、どんな本がいいかリクエストをもらうんですけど、
ある日角川春樹事務所の社長に直にお会いしたときに、春樹社長に「ほっこり系のものを書いてくれ」と言われました。
僕はその頃には、社会小説や残虐なミステリーを書いていたので、「ほっこり系か...」と悩んだんですけど、僕なりのほっこり系として書きました。
○題名に込められた思いは...？
⇒「夜がどれほど暗くても」のあとに続く言葉があるんです。
それは、「日はまた昇る」です。
どんなに今の環境がつらくても、必ず希望があるんだということをタイトルに込めました。
■中山七里さんの好きな「BOOKS（本）」は...？
○子どものころに読んで印象的だった本は...？
⇒いまだによく覚えている本はヒュー・ロフティングの『ドリトル先生』です。そのころ訳をしていたのが井伏鱒二さんで、この訳が子ども心に心地よくて、表紙がボロボロになるまで読みました。
○人生を変えた本は...？
⇒ミステリーですね。小学校の図書館には必ず置いてある『ホームズ』『ルパン』『少年探偵団』を読んで、ミステリーの玄関ドアを開きました。
もちろんこの時には、作家になろうとうとは思っていないのですが、あの頃読んだミステリーが今に生きていると思っています。
○最近読んだ本は...？
⇒エイドリアン・マッキンティの『ザ・チェーン』という誘拐ものです。
○普段はどんな本を読んでいますか...？
⇒小説に限らず、経済書や政治家の自伝、法律の本と、好き嫌いなく、毎日１冊は本を読んでいます。
それが蓄積されているので、新しい本を書くときに、資料集めがいらないんです。
読書は趣味というより、食事をするのに近い感覚で、読まないと禁断症状が出るような感覚です。
■中山さんの好きな「MUSIC（音楽）」は...？
○どんなふうに音楽を聴く...？
⇒自宅のオーディオルームで聴くこともあれば、ヘッドホンで音楽を聴きながら執筆をしたりもします。
音楽の再生機器には、結構時間もお金もかけました(笑)。かけたお金で１軒家が建つんじゃないかしら...？
○音楽にハマったきっかけは...？
⇒最初に買ったLPれおーどが、冨田勲さんの『宇宙幻想』で。当時シンセサイザーミュージックが流行っていて、SFブームでもありました。『宇宙幻想』にはスターウォーズや2001年宇宙の旅のテーマをシンセサイザーで演奏しているということで、飛びついて買いました。この『宇宙幻想』を聴き始めたころから、オーディオマニアにどっぷり浸かっていきます。
○最近はどんな音楽を聴く...？
⇒今ハマっているのは、Super Audio CDで、集めています。セリーヌ・ディオンやマイケル・ジャクソン、日本でいつと元ちとせさんや中森明菜さんとか。割と古いCDが、今はSACDにミキシングされ直されて出てて、聴くとまるで新曲を聴いているのような感覚を味わえます。
○ちなみによく映画をご覧になるとのことですが、最近観て良かった映画は...？
⇒『ジョーカー』ですね。ホントに胸に応える映画で、『タクシードライバー』をリアルタイムで観た人たちは、同じことを感じたんじゃないかなという映画でした。
そしてここで、中山七里さんからリスナープレゼントが！
先月発売の『ネメシスの使者（文春文庫）』をサイン入りで８名様にプレゼント！
ご希望の方は、「プレゼント希望」と書いて、メッセージを送ってください！
メッセージフォームはこちら⇒コチラ！
※応募期限は、2020年4月5日(日)23:59までです。
沢山のご応募、お待ちしております。
＜Play List＞
今回は「今だから元気になれる曲」というテーマで選曲して頂きました。
・M①Orange Express / 渡辺貞夫
・M②That's Me / ABBA
・M③Call Me / Spagna
・M④Mr. Melody / Natalie Cole
・M⑤JUMP / 忌野清志郎
・M⑥Don't Stop Me Now / Queen
JFN PARK音声コンテンツで、放送内容の一部を聴くことができます！
音声コンテンツは⇒コチラ！
～中山七里さん プロフィール～
1961年生まれ。作家。会社員生活のかたわら、2009年『さよならドビュッシー』で第８回『このミステリーがすごい！』大賞を受賞し、翌年デビュー。この受賞時、史上初めて二作同時に最終選考に残った「災厄の季節」も『連続殺人事鬼カエ男』と改題し、のちに刊行され話題を集める。著書に『贖罪の奏鳴曲』『切り裂きジャックの告白』『七色の毒』『アポロンの嘲笑』『テミスの剣』『月光のスティグマ』『嗤う淑女』『ヒポクラテスの誓い』『総理にされた男』『戦う君の唄を』など多数。
■まずは新刊小説『夜がどれほど暗くても（角川春樹事務所）』について紹介！
○どんな本...？
⇒ある有名出版社の編集者が、仕事にも家庭にも満足して毎日を送るが、ある日息子が殺人事件を起こし、しかも被害者もろとも死んでしまいます。
それから、報道する側から報道される側になり、しかも加害者家族ということで、世間からバッシングを受けます。
そんな人生真っ暗になってしまった男が、ある日被害者遺族と会い、なんとか心を通わせられないかと奮闘する、というお話です。
○執筆に至った経緯は...？
⇒僕はいつも、担当編集の方に、どんな本がいいかリクエストをもらうんですけど、
ある日角川春樹事務所の社長に直にお会いしたときに、春樹社長に「ほっこり系のものを書いてくれ」と言われました。
僕はその頃には、社会小説や残虐なミステリーを書いていたので、「ほっこり系か...」と悩んだんですけど、僕なりのほっこり系として書きました。
○題名に込められた思いは...？
⇒「夜がどれほど暗くても」のあとに続く言葉があるんです。
それは、「日はまた昇る」です。
どんなに今の環境がつらくても、必ず希望があるんだということをタイトルに込めました。
■中山七里さんの好きな「BOOKS（本）」は...？
○子どものころに読んで印象的だった本は...？
⇒いまだによく覚えている本はヒュー・ロフティングの『ドリトル先生』です。そのころ訳をしていたのが井伏鱒二さんで、この訳が子ども心に心地よくて、表紙がボロボロになるまで読みました。
○人生を変えた本は...？
⇒ミステリーですね。小学校の図書館には必ず置いてある『ホームズ』『ルパン』『少年探偵団』を読んで、ミステリーの玄関ドアを開きました。
もちろんこの時には、作家になろうとうとは思っていないのですが、あの頃読んだミステリーが今に生きていると思っています。
○最近読んだ本は...？
⇒エイドリアン・マッキンティの『ザ・チェーン』という誘拐ものです。
○普段はどんな本を読んでいますか...？
⇒小説に限らず、経済書や政治家の自伝、法律の本と、好き嫌いなく、毎日１冊は本を読んでいます。
それが蓄積されているので、新しい本を書くときに、資料集めがいらないんです。
読書は趣味というより、食事をするのに近い感覚で、読まないと禁断症状が出るような感覚です。
■中山さんの好きな「MUSIC（音楽）」は...？
○どんなふうに音楽を聴く...？
⇒自宅のオーディオルームで聴くこともあれば、ヘッドホンで音楽を聴きながら執筆をしたりもします。
音楽の再生機器には、結構時間もお金もかけました(笑)。かけたお金で１軒家が建つんじゃないかしら...？
○音楽にハマったきっかけは...？
⇒最初に買ったLPれおーどが、冨田勲さんの『宇宙幻想』で。当時シンセサイザーミュージックが流行っていて、SFブームでもありました。『宇宙幻想』にはスターウォーズや2001年宇宙の旅のテーマをシンセサイザーで演奏しているということで、飛びついて買いました。この『宇宙幻想』を聴き始めたころから、オーディオマニアにどっぷり浸かっていきます。
○最近はどんな音楽を聴く...？
⇒今ハマっているのは、Super Audio CDで、集めています。セリーヌ・ディオンやマイケル・ジャクソン、日本でいつと元ちとせさんや中森明菜さんとか。割と古いCDが、今はSACDにミキシングされ直されて出てて、聴くとまるで新曲を聴いているのような感覚を味わえます。
○ちなみによく映画をご覧になるとのことですが、最近観て良かった映画は...？
⇒『ジョーカー』ですね。ホントに胸に応える映画で、『タクシードライバー』をリアルタイムで観た人たちは、同じことを感じたんじゃないかなという映画でした。
そしてここで、中山七里さんからリスナープレゼントが！
先月発売の『ネメシスの使者（文春文庫）』をサイン入りで８名様にプレゼント！
ご希望の方は、「プレゼント希望」と書いて、メッセージを送ってください！
メッセージフォームはこちら⇒コチラ！
※応募期限は、2020年4月5日(日)23:59までです。
沢山のご応募、お待ちしております。
＜Play List＞
今回は「今だから元気になれる曲」というテーマで選曲して頂きました。
・M①Orange Express / 渡辺貞夫
・M②That's Me / ABBA
・M③Call Me / Spagna
・M④Mr. Melody / Natalie Cole
・M⑤JUMP / 忌野清志郎
・M⑥Don't Stop Me Now / Queen
JFN PARK音声コンテンツで、放送内容の一部を聴くことができます！
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