2020年2月15日

西村由紀江のSmile wind

東北の被災地に、ピアノとピアノの音を届ける活動「スマイルピアノ500」。
東日本大震災で失われたピアノの数は、およそ500台だと言われています。

「失われたピアノとピアノの音を届けたい」という気持ちから始めたのが、
「スマイルピアノ500」という活動。

皆さんのご協力により、合計で61台のピアノを届けることができました。
ピアノをお譲り頂いた皆さん、ありがとうございます。

「スマイルピアノ500」では、多くのご縁ができました。

2015年11月に八神純子さんと一緒にグランドピアノをお届けした
大船渡中学校の当時の校長先生、金賢治さんもご縁ができたお一人。

金さんは、ご自身で作曲された曲を生徒たちにプレゼントされるなど
音楽をこよなく愛する方で、震災後から昨年まで
岩手県陸前高田市の教育長を務めてらっしゃいました。

金さんが教育長だった昨年、ある依頼を受けたんです。
今年の4月、陸前高田にオープン予定の市民文化会館に設置するピアノを
選んでほしいというものでした。

そこで、今年の1月に東京のスタインウェイショールームにお邪魔して、
弾き比べをして、3台の中からピアノを選定。





「音楽で復興を」という願いを込めたホールに設置するために、
「陸前高田の皆さんに愛される音色を奏でるピアノ」が選定できました。

実は、ピアノを選定する場に
教育長を辞任していた金さんはいませんでした。

そのご報告も兼ねて、今回は金さんと電話をつないで
お話を伺いました。

今年の4月にオープン予定の市民文化会館ですが、
東日本大震災で被災した中央公民館と市民会館を復旧整備した施設。

640人がゆったり座れる大ホールのほか、
実習室や和室、多目的室、防音設備が整った練習室などがあり
選定したピアノは大ホールに置かれる予定です。

実は今度、62台目のピアノのお届け予定が、
金さんのお知り合いでした。

金さんの教え子、金野さん。

震災で家を失ったんですが、作年、新居を構えられたそうです。

金さん、お電話でたくさんお話を聞かせて下さりありがとうございました。



番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。

メールの方は、番組ホームページから!
ハガキの方は、今お聞きの放送局『西村由紀江のSMILE WIND』 まで。


「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。
ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。エピソードと一緒にご紹介します。

被災地にピアノを届ける活動「スマイルピアノ500」では、震災でピアノを失った方からのご連絡をお待ちしています。
番組、または、私、西村由紀江のホームページまでご連絡ください。

お待ちしています!
http://www.nishimura-yukie.com

あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。