これからの時代の主役となる「Z世代(10代~22歳)」と「ミレニアル世代(23歳~38歳)」にフォーカス。アメリカの若者たちが普段何を考え、何に影響を受け、どうした性質や特徴があるのか、さらにグローバルビジネスや海外進出企業も知りたいこれからの消費動向について、ミレニアル・Z世代評論家のシェリーめぐみが座談会形式で彼ら、彼女らの本音を引き出していく。
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https://president.jp/articles/-/32486
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今月のテーマは《音楽》
今週はZ&ミレニアル世代に
【音楽の聞き方】
について聞いてみました!
<本記事を要約すると…>
・グラミー賞はBillie Eilishが主要4部門独占!まさかここまでとは…。
ダイバーシティ問題など、グラミー関連の話題は今も続いている。
・ミレニアル・Z世代がSpotifyを使う理由は「色んな国の音楽が豊富にそろっているから」
・Spotifyで、メアリーはdaigoro789とフレデリック、テツは高中正義を聞いている。
国境や時代を越えてあらゆる国のあらゆる音楽が同じプラットフォームで楽しんでいる。
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綿谷エリナ:綿谷エリナのOn The Planet。この時間は「NY Future Labミレニアル・Z世代研究所」です。
シェリー:ニューヨークのミレニアル世代とZ世代が気になっている話題をみんなでおしゃべりするNY Future Lab、今週登場してくれるのは?
メアリー:メアリーと申します。
テツ:テツです。
ミクア:ミクアです。
4人:Welcome to NY Future Lab 2020!
綿谷エリナ: 今週もニューヨーク在住のジャーナリストでZ世代とミレニアル世代評論家シェリーめぐみさんと電話が繋がっています、もしもしシェリーさん!
シェリー: エリーさん! 今週もNY Future Labミニレアル&Z世代研究所の時間がやってきました!
綿谷エリナ:今月はずっとグラミー賞を中心に音楽の話題できていますが、ついに発表されましたね!
シェリー: されましたね!昨日のオンプラでも色々お話ししましたが、
結果だけでいうと一番ショッキングだったのはBillie Eilishの主要4部門独占。
キサラとミクアもインスタのDMで「驚いた!」とメッセージを送ってくれました。
素晴らしい快挙ではあるのは間違いないんだけれど、ミクアはrecord of the yearはLil NasかLizzoが取るべきだったんじゃないかと言ってました。
確かにこの二人が主要部門で何も取らなかった方が驚き。
先週もお話したようにダイバーシティ問題など、グラミー周りは現在進行中で色々起こっているようです。
綿谷エリナ: グラミーの話は尽きませんね。今週は?
シェリー:はい、今週はミレニアル&Z世代の『音楽の聞き方』がテーマ。
みんなが音楽を聞くのに、どんなアプリを使っているか聞いてみました。まずメアリーから!
メアリー:だいたい私SpotifyとYouTubeを使います。
シェリー:テツは?
テツ:僕も同じです。SpotifyとYouTubeとたまにsoundcloud。
シェリー:ミクアちゃんは?
ミクア:YouTubeとsoundcloudとBoltというアプリ 。
シェリー:やはりSpotifyが一番人気があるのね。
テツ:そうだと思います。一番catalogue 、世界でみんなアーティストのカタログが一番入っている。
シェリー:世界のアーティストの音楽が一番聴けるのがSpotify。
テツ:一番聴けるのがSpotifyだから。
例えばTidalとかAmazon Music、Apple Musicなどもあるけれど、Spotifyが一番(音源を豊富に)揃っていると思います。
シェリー:メアリーはどう思う?
メアリー:私もそう思います。例えばもし私変な日本語の音楽聞きたいなら、他のアプリでは見つけられないから。
シェリー:Spotifyは日本の音楽も聴けるのね。
テツ:もう一つSpotifyが人気ある理由は、プレイリストっていっぱい出てるから。
「君はこういう音楽聞くから、この違う音楽も好きかもしれない」って。新しい好きな音楽をいっぱい探せる。
メアリー:そうそう・Discover Weekly、 すごい便利!
シェリー:そういうプレイリストには、好きな音楽いっぱい入ってる?
メアリー:正直60%くらい。
テツ:他のMusic appsはそういったフィーチャーは無い、あるいは出来が悪いから、60%でも良いほうだと思います。
ミクア:Spotifyは他の人のプレイリストも聞けるしね。シェアもできる。
シェリー:メアリーが言ってた、変な日本の音楽って?興味ないですか?
綿谷エリナ:興味ある(笑)
シェリー:後半にその話をします!
その前に、やはり圧倒的に人気のアプリはSpotifyなんですが、プレイリストの機能の中に、去年1年間自分が一番何を聞いたか、チャートを作ってくれてこれがとても面白い。
ということで、メアリーとテツの去年のトップ5を聞いてみました!
メアリー:一番はアリアナ・グランデ、2番はdaigoro789。
シェリー:ダイゴロー?
メアリー:彼は・・・多分彼かもしれない。
シェリー:日本人?
メアリー:かもしれない。ピアノを弾きます。
「どうぶつの森」というゲームのOST(オリジナル・サウンドトラック)を 聞くと落ち着きます。
3番はビリー・アイリッシュ、4番はフレデリックという日本のバンド、5番はLil Nas X。
シェリー:テツは?
テツ:僕のTOP5の1番はRadamiz。ブルックリンのヒップホップアーティストで僕の友達です。
シェリー:ああそうか。
テツ:そして2番は日本のMasayoshi Takanaka。すごく音楽が好きで、1970年頃…
シェリー:1970年代のね
テツ:日本のジャズ、ファンク、ポップ。サウンドもいいし気分もいいしすごく好きです。No. 3はNipsy Hustle No.4はKanye West、 No5はPJ Morgan 。PJはR&B、ソウル 。
シェリー:ミクアちゃんはあまりSpotify使ってないからね。でも自分で何を一番聞いたと思う?
ミクア:一番はJhene Aikoだと思う。ハーフの黒人と日本人のミックスで、R&Bの音楽すごい作ってる。
綿谷エリナ:Jhene Aikoは私も好きです!
シェリー:あ!ほんと!いいよね。すごく可愛くてセクシーな声の持ち主、ぜひ一度聞いて見て。
綿谷エリナ:おすすめです!
シェリー:そしてメアリーが好きな変な日本人アーティストというのは、daigoro789。知ってます?
綿谷エリナ:名前はちゃんと聞いたことないかな…?
シェリー:ジブリ映画やファイナルファンタジーの音楽をピアノでカバーしているが、調べてもほとんど情報なし、謎のピアニスト。多分男で多分日本人だと思うんですけど…。フレデリックは日本のロックバンド。
そしてテツが好きなのは高中正義、絶賛してましたね!
いつも新しい音楽を探している音楽プロデューサーのテツが、もともとyoutubeで見つけたそうですが 、Nipsy HustleやKanye Westより上位に来てるってすごくないですか!
綿谷エリナ:70年代の音楽がサウンドとして新しく聞こえるみたいですよね。
シェリー:それは本当にあると思う。でも、日本の70年代の音楽が時代と国境を越えてたった今のニューヨークで聞かれている、同じように、あらゆる国のあらゆる音楽がメジャーやインディー関係なく同じプラットフォームで楽しめる、こんな事が起きるのもネットのおかげなんだろうなあって感じます!
綿谷エリナ:そうやってリバイバルしていくのは楽しいですよね!
さてNY Future Lab、来週は?
シェリー: もう音楽話尽きないんです(笑)来週は、 アメリカで大ブレイク中のK-POPについて、みんながどう考えているのか。
そして今日も少し話に出た日本の音楽についてもおしゃべりしてもらいます。
綿谷エリナ:楽しみ! そしてシェリーさんからお知らせがあるんですよね?
シェリー:はい、今週からこのニューヨーク・フューチャーラボ、ミレニアル・Z世代研究所の内容が、オンラインメディア「プレジデントオンライン」で連載されることになりました。
綿谷エリナ:えー!すごい!
シェリー:そして、Yahoo Japanなど多くのウェブメディアでも少し遅れて 配信されますので、見つけたらぜひ読んで見てくださいね。
綿谷エリナ:一回目の掲載は 30日の15時すぎに配信、要チェックです。
☆こちらから是非チェックしてください!→https://president.jp/articles/-/32486
綿谷エリナ:シェリーさんありがとうございました!NY Future Lab、来週もお楽しみに。