僕が東京に暮らして22年。その中でも新婚時代を過ごしたのが下北沢であります。
あの頃の下北沢は駅の階段を降りると南口(もしくは北口)が広がっていて、
広がってって言うくらい開けてはいなかったんだけど、
でも『階段を降りる』ってのが、とても大切な下北沢の舞台装置だったような気がするんです。
その下北沢も2013年(でしたっけね)に線路が地下化しまして。
『階段を降りて下北沢』ではなく、『エスカレーターを昇って下北沢』となりました。
それに伴い駅舎も色々と変化、街の様子も少しずつ変わっていきました。
きっとこの少しずつってのが下北沢の元々持っている時間の流れには合っていたのかなと。
でも少しずつだからこその大変さもあって、駅の出口がコロコロ変わったり(!?)
そんな駅、しかもターミナルとなる様な駅では日本で下北沢だけだと思います。
これは後ほどご登場くださる般゜若 の店長さんも仰ってましたけど、
お店の場所を電話で説明するのに難儀したと。
僕的にはかつて暮らした南口が無くなったのが寂しかったなぁ。
いえ、もちろん南口商店街の賑わいは健在なんですけど、
実際の出口が無くなってしまったのはなんとも寂しいもんで。
下北沢と言えば小田急線の改札を出て南口の階段を降りるってのが僕の青春だったのです。
河合「当日は下北沢駅東口で待ち合わせでお願いします!」
そうなのです。
かつての南口は無くなり、いまや下北沢の玄関口となったのが『東口』。
小田急線と京王井の頭線の駅舎も分離され、大きな広場が昨年新たに完成しました。
地下と高架で二つの路線がクロスする。そんな場所に誕生した東口。
駅前にはフリースペースも設けられて、
「何かを発信しよう!」とする若者が豊かなアイデアで活用していたり、
新しいビルが建てられていたり、とにかく変化が大きい場所なのです。
今回のKIKI-TABIにはとんでもないスペシャルゲストが登場します。
それが…世田谷区長、保坂展人さん!
とんでもなくお忙しい合間を縫って、下北沢の街を案内して頂きました。
きっとそれだけ下北沢という街がこれからの世田谷区にとって重要な場所なのでしょう。
東口をスタートしてまずは新しくなった小田急線の下北沢駅へ。
ここにはシモキタエキウエという商業施設がオープンしたのです。
旅の日記はこちらから