本日のJazz&Vocal Nightは『JAZZ LIFE』最新号からの特集です。
表紙は神保彰さん。
まず1曲目は、2015年から6年連続して1月1日にアルバムを発表している、
ジャズ&フュージョン界のお正月の顔、神保彰さんで「AMBER SKY」。
2007年、ニューズウィーク誌の特集「世界が尊敬する日本人100人」に選出。
昨年、還暦を迎えましたが、自身のライフワークであるワンマン・オーケストラや
「カシオペア・3rd」のサポートなど大活躍しています。
2019年は、史上最強のジャズ・レーベルと言われているブルーノートの設立80周年でした。
さまざまな作品が発表されましたが、最も話題になったのが『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』というドキュメンタリー映画の公開。
1939年の設立時から現在までの歩みを、歴史的名演や貴重なフィルムとともに伝える映画でしたが、DVD化され2019年12月18日に発売。自宅で楽しめるようになりました。
2曲目は、ピアニストのロバート・グラスパー、ギタリストのリオネール・ルエケ、さらにピアノのハービー・ハンコックとサックスのウェイン・ショーターも参加するものすごい演奏。
現代のブルーノート・オールスターズで 「マスカレロ」。
(★写真:収録アルバム『Our Point of View』ユニバーサル(Blue Note) UCCQ-1072)
3曲目はジャズライフ毎年恒例、記事を書いている数多くの音楽評論家やライターの皆さんが、
その年に発表されたジャズ作品の中で、それぞれに選んだマイ・ベスト10を発表するコーナー
“マイ・ベスト・アルバム”から、早田和音さんがベスト1に推したアルバム、
Jimmy Cobb 『Remembering U』 から、「Willow Weep for Me」。
ピアノ・トリオの次は、迫力のあるビッグバンドの4曲目。
現代最高峰のベーシスト、クリスチャン・マクブライドが12月21日に発表した
『アルティメット・パフォーマンス! セレクテッド・バイ・クリスチャン』というベスト・アルバムから、「ザ・シェイド・オブ・ザ・シダー・ツリー」。
5曲目は日本人アーティストの作品。
DJや音楽セレクターとしても活躍する女性ヴォーカリスト、Airiのデビュー・アルバム『Airi Is Her Name』から、ザ・ビートルズのカヴァー曲、「In My Life」。
6曲目は、モダンジャズから前衛音楽まで幅広い音楽性を持った日本人ベーシストの須川崇志が、
ピアニストの林正樹、ドラマーの石若駿を迎えて結成したバンクシア・トリオで「Time Remembered」。
7曲目は、ジャズ・ピアニストのハービー・ニコルスが演奏する「マイン」。
収録されているアルバムは、彼が1950年代中頃にブルーノート・レーベルで吹き込んだ作品『ハービー・ニコルス・トリオ』。
ジャズライフには、ミュージシャンの視点で楽譜も数多く掲載されており、こちらの曲はその中のひとつでもあります。
そして最後は、同じアルバムからもう一曲、ビリー・ホリデイの歌で有名な「レディ・シングス・ザ・ブルース」でした。
来週はディスクユニオンのジャズ・プロデューサー、
坂本涼子さんによる新春女性アーティスト特集です!
お楽しみに(^^♪