『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第192回

気になるアーティストを50音順に、坂崎幸之助が独断と偏見で 紹介している≪坂番洋楽データファイル≫(略してSYDF) 今回は「フ」の付くアーティスト20回目



『ブルース・ブラザーズ(The Blues Brothers)』
★1976年、大人気だったTV番組『サタデー・ナイト・ライブ』から生まれた、
コメディアンで俳優の“ジョン・ベルーシ”と“ダン・エイクロイド”との
男性2人組。
ユニット名の由来は2人とも≪ブルース≫が好きだったことから。
ちなみに【ブルース・ブラザーズ】としての活動の時は
ジョン・ベルーシが“ジェイク・ブルース”、
ダン・エイクロイドが“エルウッド・ブルース”と名乗り、
出で立ちも黒い帽子、黒いネクタイ、黒いスーツ、黒い革靴(シャツだけ白)。
彼らのバックには【ブッカー・T&ザ・MG's】のメンバーをはじめ
名うてのミュージシャンたちが参加。
最初はお遊び的なTVの企画から生まれた【ブルース・ブラザーズ】ですが、
のちにアルバムも制作。
映画『ブルース・ブラザーズ』も作られ大ヒットしています。
1978年リリースのアルバム『ブルースは粋(Briefcase Full of Blues)』
は全米アルバムチャート1位を記録。
  ♪ソウル・マン(Soul Man)
   *アルバムからのシングル曲で1979年に全米14位。
   *サム&デイヴが1967年に全米2位を獲得した大ヒット曲のカバー。

『フランシス・レイ(Francis Lai)』
★1932年4月26日生まれ、フランス・ニース出身の作曲家
(昨年2018年11月7日86歳で死去)。
子供の頃からアコーディオンをたしなみ16歳でパリへ進出、
作曲家に転身。
このフランシス・レイを一躍有名にしたのは、
クロード・ルルーシュ監督作品での映画音楽。
  ♪男と女(Un homme et une femme)
   *映画『男と女』から。1966年の作品。
★クロード・ルルーシュ監督とのコンビは『パリのめぐり逢い』
『白い恋人たち』と数々のヒット作を放ちヨーロッパ、日本で大ヒット!
アメリカ映画界からも声がかかり1970年公開の『ある愛の詩』の
テーマを担当。アカデミー賞「最優秀作曲賞」を受賞。
  ♪ある愛の詩(Theme From Love Story)
   *1971年・全米31位。
★ちなみに、この曲に歌詞をつけアンディ・ウィリアムスが歌った
「ある愛の詩」はシングルとしては、オリジナルのフランシス・レイ・
バージョンよりチャート的には上位にランクされています。
  ♪ある愛の詩((Where Do I Begin)Love Story)/アンディ・ウィリアムス
   *1971年・全米9位。
   *こちら日本語ver.もあります。

『フランス・ギャル(France Gall)』
★1947年10月9日、フランス・パリ生まれ。
(昨年2018年1月2日70歳で死去)
音楽一家で育ったフランス・ギャルは、
16歳の時に「恋のお返し」という曲でデビュー。
とにかくキュートで可愛いフランス・ギャルが、歌手として世界的な
人気を獲得したきっかけは1965年イタリアで行なわれた
「第10回ユーロビジョン・ソング・コンテスト」での優勝でした。
  ♪夢みるシャンソン人形(Poupee De Cire,Poupee De Son)
   *1965年にヨーロッパ・日本で大ヒット。
   *作詞はセルジュ・ゲンスブール。
   *当時フランス語の他、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、
    日本語バージョンでもリリース。
    それぞれの国のヒットチャートでも大ヒットしています。

『フランソワーズ・アルディ(Francoise Hardy)』
★1944年1月17日、フランス・パリ生まれのシンガーソングライターで
女優(75歳)。
1962年にデビュー。
当時フランスのサンジェルマンに登場したオシャレなを若者達を
“イエイエ族”と言ったそうですが、その代表だったのが、
モデルもやっていた“フラソワーズ・アルディ”と“ジェーン・バーキン”。
そんなファッション・アイコンでもあった“フラソワーズ・アルディ”が
歌手として一躍有名になったのが、アメリカのポピュラーソングに
フランス語の歌詞をつけた曲でした。
  ♪さよならを教えて(Comment te dire adieu)
   *1968年にヨーロッパ、日本などで大ヒット。
   *フランス語の歌詞を付けたのは、ジェーン・バーキンと
     結婚していたセルジュ・ゲンスブール。
  ♪もう森へなんか行かない(Ma jeunesse fout l'camp)
   *オリジナルリリースは1967年リリースですが
    日本では1979年ドラマ『沿線地図』の主題歌に使用。
    ドラマの中で何度も曲が流れ、シングル盤はもとより
    ベスト盤も大ヒット。
   *原題(Ma jeunesse fout l'camp)の意味は「私の青春は逃げていく」。

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2019年11月27日(水)AM5時以降の予定です。
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