I Got Rhythm~音楽が生まれる時

I Got Rhythm~音楽が生まれる時

その音楽が誕生し、愛されてきた理由を、残された証言者や音源から紐解いていく音楽ドキュメンタリー番組。
毎回、旬なアーティストやジャンルの話題+切り口でその源流を辿り、掘り下げていきます。

過去の放送(radikoタイムフリー)

または

#31『I got rhythm 音楽が生まれる時』 概要と選曲リスト

2019/11/2 (土)14:51
是非これを見ながら聴いてください!


今月のテーマ:「The World of Black & Blue」(第14回:70年代ソウル・ミュージック)
パーソナリティ:ピーター・バラカン(ブロードキャスター)


ソウル・ミュージックのリズムがみえる。
レコードプレイヤーから響きラジオからほとばしる。

WVON が伝えるのは、黒人暴動のニュース、
ヒッツヴィルUSAのヒット曲。
外では平等な権利を獲得するために戦う。
けれど、うちではダンスダンスダンス。

ソウルのリズムがみえる。
耳慣れた声が今、新しいメッセージを歌う。

<番組のもとになった本>

絵本『リズムがみえる I see the rhythm』(サウザンブックス社)より
(文:トヨミ・アイガス、絵:ミシェル・ウッド、翻訳:金原瑞人、監修:ピーター・バラカン)

<番組のトーク・パート(概要)と選曲リスト>

― 今月は、ブラック・ミュージックの歴史を描いた絵本『リズムがみえる I See the Rhythm』を基に、ブラック・ミュージックの歴史を紐解いていきます。今回のテーマは「70年代のソウル・ミュージック」です。

 60年代の後半から、ロックの世界では、コンセプト・アルバムやメッセージ・ソングがリリースされ、音楽が多様化していましたが、ソウル・ミュージックは、まだアルバムにはあまりなっておらず、シングルの曲をラジオで聴くという音楽でした。
 69年に、アイザック・ヘイズがソウルで初めてのコンセプト・アルバムを出しますが、その少しあとに、マーヴィン・ゲイが『What's Going on』というアルバムを出します。

1「What’s Going On」Marvin Gaye
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとバージョンが異なる場合があります。

 マーヴィン・ゲイは、アイドル的ルックスもあり、60年代の初めからモータウンで、ポップソングをたくさん出していた人です。
この曲は、ベトナム戦争やアメリカで起きているデモのことを全部絡めたもので、既に他の人が作っていたものを、マーヴィン・ゲイが完成させました。
 モータウンの社長、ベリー・ゴーディは、この『What’s Going On』のリリースを反対しましたが、マーヴィン・ゲイの勢いに負けて、「シングルだけで出して、もし失敗したら俺の言うことを聞け」という話になりました。
 結局この『『What’s Going On』は大ヒットして、以後、この曲を転換点として、70年代には全然違う雰囲気の音楽をするようになります。

―マーヴィン・ゲイと同じモータウン・レコードの中で、スティーヴィー・ワンダーは、同じようなことをやっていました。スティーヴィーは、幼少時代にもレコードを出していた彼ですが、1971年に、成人として初めて自分で契約書にサインすることになりました。その交渉の中で、自分の好きなように自由にレコードを作らせてほしいと要求しましたが、最初のうちは社長に断られました。そこで他のレコード会社に行くと脅したところ、社長は歩み寄らざるを得ませんでした。それがきっかけで、スティーヴィーは、ポピュラー音楽の中で、類を見ない傑作をたくさん作ることになります。

M2「I Love Every Little Thing」Stevie Wonder
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとバージョンが異なる場合があります。

 『Talking Book』以降のアルバムは特に有名ですが、そのひとつ前のアルバム『Music of My Mind』も、それほど語られることは少ないですが、素晴らしいアルバムです。この曲も、『Music of My Mind』に集録されている1曲です。
 リードヴォーカル、バックヴォーカル、楽器の演奏、すべて自分でやっていて、彼以外に介在しているのはエンジニアのみです。

―次に紹介するのは、カーティス・メイフィールドです。
カーティス・メイフィールドは、60年代から、インプレッションズというヴォーカル・グループのリーダーとして活動していましたが、60年代の終わりになると、カーティスはインプレッションズを離れて、シンガーソングライターとして活動します。

M3「Move On Up」Curtis Mayfield
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとバージョンが異なる場合があります。

 カーティスが70年代初頭に出したヒット曲です。独特のファルセットのヴォーカル、独特なギターの弾き方、分厚いホーン・セクションと沢山のラテン・パーカッション…と、彼の特徴が表れています。
 カーティスは、『スーパーフライ』という映画のサウンドトラックが一番のヒット曲となりましたが、その他にも、特に1970年代の前半に、いくつかの優れたアルバムを出しています。しかし、1990年のコンサートの最中に、照明器具が上から落ちてきて、首を折ってしまったことで全身不随となり、(その後96年にラスト・アルバムを出しますが、)基本的に彼のキャリアは終わってしまいました。

―カーティスはまた、他の歌手のプロデューサーとしても活躍していました。カーティスのもとで、アレンジャー、プロデューサーとして活動していたダニー・ハサウェイも、60年代の終わりから、自分の名義でレコードを作るようになります。

M4「Little Ghetto Boy」Donny Hathaway
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとバージョンが異なる場合があります。

 ダニー・ハサウェイは生前十分に評価されなかった節がありますが、1979年、30代半ばに亡くなった後、少しずつ評価が高まり、今ではヒップホップ世代の若いアフリカン・アメリカンのミュージシャンたちの中に、彼を崇拝する人たちがたくさんいます。

―ひと月にわたってお送りしてきました「The World of Black and Blue」。いかがでしたか?
ブラック・ミュージックの変遷。この続きは来年の1月になります。是非お楽しみに!
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