ミックやロッドの真似をしていました(笑)

『ムッシュかまやつKeep on Running~愉快にやろうぜ!“シ・ク・ヨ・ロ”アンソロジー』#31



2008年6月22日放送より

「1972、3年頃の俺を客観的に振り返ると、ミック・ジャガーやロッド・スチュワートの真似をしていたなって(笑)。マイクの持ち方ひとつにしてもそう、真似してましたね」

「当時、(イギリスのロック・バンド)フェイセズのメンバーに僕の友人の山内テツっていうベーシストがいたんだ。それで、しょっちゅう、イギリスに行っちゃあライヴを見ていたんです。そうしたらロッドがね、ステージの上でマイク・スタンドを軽々蹴っ飛ばしてクルっとやったりしているんだよ。今は(矢沢)永ちゃんもやっている、アレね。当時、日本でそういうパフォーマンスをしているミュージシャンはいなかったし、どう見ても普通のマイクとはちょっと違うなと思って実物を見せてもらったんだ。そうしたら、すげえ、軽いの。マイクの重みでマイク・スタンドが倒れちゃうってくらい軽いんだ。だから(マイク・スタンドを)自由自在に操れたんだよね」

「でね、エンディングでポンっと折るんだ。マイク・スタンドを折っちゃうんだぜ。“何、これ?”と思って“どうやっているの?”って訊いたら、半分ぐらいヤスリで削って折れやすくしているって教えてくれた。みんな、色々、考えていたんだよね。それで、俺も真似しました。うん、そういうことをしていたんですよ、かまやつさんって奴は(笑)。俺にどうやっているのか訊きに来た人もいたよ。西城秀樹さんです。だから、作り方を教えてあげました」

「クイーンのフレディ・マーキュリーはその折れたところから使っていた感じ? あの人、変な長さのマイク・スタンドをもっていたじゃない。あの長さだとグルグル回すこともできるでしょ。輸入したのは俺かもしれない(笑)。俺はほら、輸入屋だから(笑)」


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