ロックは若い人の音楽と言われているけれど
『ムッシュかまやつKeep on Running～愉快にやろうぜ！“シ・ク・ヨ・ロ”アンソロジー』#26
2008年１月放送より
「同世代でもいろんな人がいるよ。僕よりも年齢を気にしないでやっている人もいれば、年齢を気にし始めた人もいる。逆に随分前からそういうことばかりを気にしている人もいるしね。1番、得なのは怖さ知らずじゃないかな。短い人生、ビクビク怯えながら生きるっていうのは何かね、って気がするんだ」
「もう若くないからといって、1歩、前に進まず、引いちゃう人もいるけれど、それは日本の社会的なことと関係しているのかもしれない。けどさ、いくつになっても冒険したい時があるじゃない。だったら、やりたい３つのうちの１個ぐらいはしてもいいんじゃないかなって思ってる」
「エイジレスって言葉は、なんとか元気になろうとして、その言葉に向かって突っ走っているような気もするんだよ。だいたい、エイジレスなんていう言葉は昔、なかったでしょ？ エイジレスってゼロ歳かよって（笑）。都合のいい言葉だよな」
「ロックは若い人の音楽と言われているけど、必ずしもそうじゃないと思うんだ。（ローリング・）ストーンズを見に行くと、50代、60代のオーディエンスがギャーギャー騒いでいる。それは素晴らしいモノがそこにあるからで、ちゃんと役目があるんだよ。たかがロック、されどロック。納豆も30回かき混ぜるより100回かき混ぜた方が美味しいと思うでしょ？ 全て物事、そうじゃないかと思うんだよね。音楽だけじゃなくてどんなことでも。ロックではないけれど、納豆（ナット）・キング・コールって人もいたぐらいだから（笑）」
「まあ、年齢を重ねるとわかることも一杯あるんですよ。失うことも一杯あるけどね。へへへ」
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