☆ジャーナリスト、シェリーめぐみさんのコーナー「シェリーめぐみ from NY」
今日はシェリーさんが熱い視線を送っているテイラー・スウィフトについてピックアップ!音楽だけでなく、ビジネスからポリティクスと広い範囲で話題沸騰中!!
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玉川太福「この時間はシェリーめぐみ from NY!アメリカ ニューヨーク在住のジャーナリスト シェリーめぐみさんにアメリカの今を伝えてもらいます。シェリーさん、こんばんは!太福です、よろしくお願いします。」
シェリーめぐみ「太福さん~こんばんはー宜しくお願いします」
玉川太福「お願いします~シェリーさん早速なんですけど、先週に引き続きまして、今日もシェリーさんにメッセージが届いていまして…読み上げますね」
シェリーめぐみ「嬉しい~!」
玉川太福「メッセージというかツイッターに上がっていたシェリーさんへのツイートなんですけど、おっさん兄さんからです。《シェリーさん最近テレビに出ました?あぁ…じゃあやっぱりあれは夢だったんだな…夢の中のシェリーさんもお綺麗でしたよ》だ、そうです」
シェリーめぐみ「え、何で知ってるの?あ、この返しじゃないか(笑)」
玉川太福「いやいや(笑)合ってるんじゃないですか?夢の中でね」
シェリーめぐみ「ね~正夢だったらいいな~(笑)」
玉川太福「先週のシェリーさん宛てにメッセージ頂いた方は、ニューヨーク行くって言ってますし…ちょっとどうします?」
シェリーめぐみ「ちょっと、なんか…いい年になってきたのかな?」
玉川太福「(笑)」
シェリーめぐみ「私に運が向いてきたのかな?…なんて、どう?(笑)」
玉川太福「間違いないです(笑)」
シェリーめぐみ「太福さんとお話ししているから、大福が来たんですよ」
玉川太福「そうですか~?じゃあ私も行っちゃおうかな~」
シェリーめぐみ「来ちゃってください~!
では、本題に!(笑)今私が熱い視線を送っている、テイラー・スウィフト」
玉川太福「ほう、テイラー・スウィフト」
シェリーめぐみ「そう、この人はねどんどんどんどん凄くなっていく、目が離せない、そんなテイラー・スウィフトの7枚目のニューアルバム《Lover》がリリースされました。そしてこれが発売3日で50万枚以上を売り上げて」
玉川太福「凄い、この時代に…」
シェリーめぐみ「もう既に2019年最大のヒットになっちゃいました。昨日月曜日(8月26日)のMTV Video Music AwardsではVideo Of The Yearを受賞」
玉川太福「あ、今年終わってないですけど、取れちゃうんですね」
シェリーめぐみ「そう取っちゃったんです…まさにTaylor’s back!を印象付けました。音楽的にも非常に高評価ですが、それだけではないんです!」
玉川太福「おぉ!?」
シェリーめぐみ「彼女、ビジネスからポリティクスまで広い範囲で話題が沸騰しているんです」
玉川太福「へ~例えば?」
シェリーめぐみ「例えば、テイラーはインタビューで、これまでリリースした6枚のアルバムの楽曲を全て、来年以降に新たにレコーディングし直すという意思があると発言」
玉川太福「えぇ!?」
シェリーめぐみ「これどうしてこんな大変なことするのか、って思うでしょ?」
玉川太福「はい」
シェリーめぐみ「アーティストはアルバムをレコーディングする場合、レコーディング費用をレーベルが出すため、レコードレーベルが《マスター》を所有するんです。つまり自分のレコードなのに、自分の自由にはならないわけです」
玉川太福「そうですね、色んな権利とかレコード会社が持ちますからね」
シェリーめぐみ「だから常にレーベルにコントロールされているというジレンマがある。(自分でマスターを持っているのはJay-Z、リアーナ、U2など大物でも数えるほど)
そこでテイラーは今回新たなレーベルと契約し直して、これから録音する楽曲に関しては、ついにマスターを自分で所有できることになったと」
玉川太福「うんうん」
シェリーめぐみ「ところがこれまで所属していたレーベル、ビッグマシーンが別の会社に買収されたため、6枚のアルバムのマスターの権利が、テイラーが望まない第三者の手に渡ってしまいました」
玉川太福「は~」
シェリーめぐみ「その第三者というのが、スクーター・ブラウンという音楽業界の大物ビジネスマン。ジャスティン・ビーバーからアリアナ、カニエまで大物をマネージメントし、一大音楽エンパイアを作り上げた男なんです」
玉川太福「凄いじゃないですか」
シェリーめぐみ「このスクーターとテイラーはソリが合わない!事あるごとにテイラーはスクーターに心理的ないじめを受けたと言っているんです。これは本当なんじゃないかなっていう…」
玉川太福「う~ん」
シェリーめぐみ「そんなスクーターに自分のマスターを所有されてしまったテイラーは怒り心頭。《全ての曲をレコーディングし直して、そのマスターは自分で所有するつもり》と、有言実行のテイラーだから本当にやるかもしれない」
玉川太福「それはやってもいいことなんですね」
シェリーめぐみ「はい、やっても大丈夫なんです。音楽の著作権は自分が持っているからね」
玉川太福「あ、そっかそっか」
シェリーめぐみ「そしてもう一つ、ポリティクス、政治方面ね」
玉川太福「うんうん」
シェリーめぐみ「テイラーは今回のインタビューでトランプ大統領を強く批判。
《アメリカ人に対し、大統領を憎むのは国を憎むこと、とガスライティングしている。(ガスライティングとは、相手に間違った情報を与えて心理的な虐待をすること。)》
そして、2020年の大統領選ではできる限りのことをするとコメントしているんです」
玉川太福「へ~」
シェリーめぐみ「テイラーは2018年の中間選挙で初めて地元候補者を応援。それ以来、政治的な発言が多くなってきています。
今回も《You Need To Calm Down》のベストビデオ受賞スピーチで、トランプ政権に対しLGBTQの平等の権利を訴えました」
玉川太福「ほうほう」
シェリーめぐみ「テイラーは自分の意思や信念に忠実に生き、発言することが熱烈に支持されています。ですけど!一方で、テイラーはアメリカに家が沢山あるんですが《自分が今どこにいるか絶対に言わないようにしている。》と言っています」
玉川太福「それはなぜ?」
シェリーめぐみ「そうでないとすぐにストーカーがやってくるから」
玉川太福「あぁ…身の危険ね~…」
シェリーめぐみ「中には武装して来る者もいるそうです。そういう意味では凄くリスクなんです。
ネット時代、あらゆる物事に透明性が求められる今、リアルなアーティストじゃないと受け入れられない。自分にリアルであるために、テイラーはある意味戦って生きる運命にあるんじゃないかな」
玉川太福「うんうん」
シェリーめぐみ「それを受け入れたテイラーは、混迷する時代に揉まれる私たちに、生き方のチョイスを見せてくれていると言ってもいいと思います」
玉川太福「いや~素晴らしいですね。日本の芸能界のトップのアーティストやスターの方にも、こういう存在になってもらいたいですね。そしたら日本の空気も変わるんじゃないかな?」
シェリーめぐみ「いや、これから出てくるんじゃないですか?時代が変わっていくからね」
玉川太福「そうですね。はい、今日もありがとうございます。また宜しくお願いします」
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