今夜のJazz&Vocal Nightは夏にぴったりな熱めなラテン・ジャズ(主にスペイン語圏)の特集でした。
まず1曲目はマドリッドで録音されたゴンサロ・ルバルカバ演奏の「パーフィディア」。
タイトルの意味は不実、裏切り、です。
2曲目はケニー・ドーハムの「アフロディジア」(意味は媚薬)。
50年代の録音当時はそこまでヒットしていませんでしたが、80年代のクラブ・ジャズで真っ先に取りあげられ、後から発掘された名曲の1つです。
3曲目は最初期のアフロ(アフリカン)・キューバン・ジャズ、1947年のディジー・ガレスピー楽団が演奏する「マンテカ」(意味は牛の脂?だそうです。)。
「マンテカ!」という掛け声もコンガの名手、チャノ・ポゾです。
4曲目はダイアン・リーヴスが歌う、西海岸のフュージョン・バンド、カルデラの曲「スカイ・アイランド」。
歌詞はダイアンのオリジナルです。
5曲目も続けてヴォーカル曲、ナット・キング・コールの娘、ナタリー・コールが歌う「べサメ・ムーチョ」。
この曲は1940年当時15歳の少女の作曲だそうです。
6曲目はリー・モーガンの「サイドワインダー」をドミニカ共和国出身のピアニスト、ミシェル・カミロがカヴァー。
ラテンテイストなアレンジが必聴!先月リリースのブルーノート曲をカヴァーしたオムニバス・アルバムに収録されています。
(★写真:収録アルバム『BLUE NOTE COVERS』UCCU-1605/6 ユニバーサル ミュージック)
最後は大ヒット曲「スペイン」、演奏はチック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァーの初演(1972年録音)。
チックはイタリアとスペインの血を引くアメリカンで、スペインに思い入れがあるタイトルのアルバムもあります。
来週は月末恒例のリクエスト特集ですね!
お楽しみに(^^♪