ON THE PLANET

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パーソナリティ


武田俊

玉川太福

綿谷エリナ

浦朋恵

今、私達は、膨大な情報の中で“何”を選択したらいいのでしょうか?地球レベルの“今”を知覚するには、適切なキュレーションが必要。そんな中、リアルに世界を自分の足で知覚している人、肌で知覚している人がいます。それは、バックパックを背中に背負って、一人で世界に出ていくバックパッカーと呼ばれる“自由人”。彼らがDJとなり、知的好奇心を楽しんでいる人達、楽しもうとしている人達と共に一緒に作りあげていく。

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7月8日(月)のシェリーめぐみ from NY

2019/7/19 (金)16:29
☆ジャーナリスト、シェリーめぐみさんのコーナー「シェリーめぐみ from NY」
今回はニューヨーク市で環境非常事態宣言が出されたニュースをピックアップ!そもそも環境非常事態宣言とは…?

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武田俊「さてこの時間はシェリーめぐみ from NYのお時間です。お話を伺うのは、ニューヨーク在住のジャーナリストのシェリーめぐみさんです。もしもしシェリーさん」

シェリーめぐみ「武田さんこんばんはー」

武田俊「こんばんはー、今日も宜しくお願いしますー」

シェリーめぐみ「お願いしますーあの日本は今日もちょっと雨っぽい感じで」

武田俊「そうそう梅雨で、ちょっと寒いんですよ」

シェリーめぐみ「あーそうなんですね」

武田俊「そう肌寒くてね。なんか変な天気だなーなんて思いながら過ごしています」

シェリーめぐみ「なんかね、先月6月は世界的にもっとも暑い月だったんですって」

武田俊「たしかに!6月の方が暑い日多かったですよね」

シェリーめぐみ「暑かった。ヨーロッパでも記録的な熱波が。あの驚いたことがあって、アラスカ、アラスカですよ?寒いイメージでしょ?アンカレジでは史上初の32度に達したっていうね」

武田俊「あれま、アラスカらしくない」

シェリーめぐみ「そうなんですよ。そんな先月末なんですが、ニューヨーク市で環境非常事態宣言というのが出されました。環境非常宣伝って聞いたことありますかね?」

武田俊「どういうものなんでしょうか?」

シェリーめぐみ「あのね、温暖化を伴う気候変動が差し迫った危機であるということを内外に示して、厳しい環境規制などを立法化するために官民一体となってやっていきましょうっていうものなんですよ」

武田俊「ほう、なるほど」

シェリーめぐみ「でね、別にニューヨークがこれ初めてなわけじゃなくて、1番最初に宣言したのが、2016年オーストラリアのデアビンという都市だったんですね。今ではロンドン、シドニーなど世界で700都市以上が非常事態宣言をしてるんですよ」

武田俊「なるほど。そんなに多いんですね」

シェリーめぐみ「結構多いんですよ。国単位ではね、イギリスなど15カ国で環境非常事態宣言出してて。イギリスも確かこの春出したばっかりなんですよね。まぁ国はともかくね、自治体レベルの非常事態宣言はそれほど大きな意味は持たない。国全体の排ガス規制、特に大きい国がね、ちゃんとしなければ1つの街なんてどうにもならないんじゃないかって、批判もあるわけですよ」

武田俊「たしかに」

シェリーめぐみ「だけど、これまでは使わなかった《crisis》危機ね。危機って言葉を使って、緊急性のあることを内外に発信して、独自の規制を作り、緊急性があることを政治家や企業などにプレッシャーをかける意味はあると思う。特にアメリカの場合はトランプ大統領が人による温暖化を否定していますから、いまだに。パリ協定から脱退、環境条例を次々と緩めているんです、本当びっくりするくらい。コールフレンドリーなんでね、石炭業界支持していますから。だからもうこれに対して自治体レベルで戦うしかない。今のところ」

武田俊「なるほど、そういうことなんですね」

シェリーめぐみ「そういう中で、ニューヨークはこうした都市の中で最大級の人口855万人いますから。それにグローバル経済の中心で世界のメディアも集まっているから。そのニューヨーク市が環境非常事態宣言した事は大きい影響があるのではとも言われています。」

武田俊「はい」

シェリーめぐみ「一方、宣言しただけじゃなくて、ニューヨーク市の環境規制は結構ね、厳しい。とってもアンビシャスなものなんですよ」

武田俊「おぉ」

シェリーめぐみ「2050年までに温室効果ガスの排出0という目標なんですね。」

武田俊「0ですか」

シェリーめぐみ「結構目標が高い。その主な対象は車とか工場じゃないんですよ」

武田俊「ちょっと車のイメージ強くありますけどね」

シェリーめぐみ「そう。あのニューヨークの場合は温室効果ガスの7割を排出している、意外とニューヨーカーも知らない 犯人は、《ダーティ・ビルディング》と呼ばれる建物」

武田俊「ダーティ・ビルディング?」

シェリーめぐみ「ニューヨークって歴史の古い町で、地震もないから、50年前100年前の建物がいっぱい建っていて使われているんです」

武田俊「へぇー」

シェリーめぐみ「むしろ丈夫に作られていて間取りが良かったりするので、人気があるんですね。エコビルディングの基準が定まるずっと前に建てられているので、これがダメなんですよ」

武田俊「ほうほう」

シェリーめぐみ「例えばね、ニューヨークのオフィスに行くと、もう日本はクールビズとかやっていますけど、異常に冷房が効いていて女の人とか毛布被ってるんです」

武田俊「えー!?毛布ですか?凄いですね」

シェリーめぐみ「そう。どうなっちゃってるの!?って思うんですけど、古いビルは冷房のスイッチがオンとオフしかなくて、全く調節が効かないってところが結構あるんですよ」

武田俊「そうかー」

シェリーめぐみ「そうなんですよ、暖房もそう。でね、古いビルだとね、暖房のスイッチオンオフするだけで人がわざわざ来ないといけないから、もうずっと付けっぱなしとかね、こういうことが一杯あるんですよ。実は床面積2500平方メートル以上のダーティビルがオフィスも住宅も合わせて5万棟もある。」

武田俊「5万棟!?そっかーそりゃ7割いきますね」

シェリーめぐみ「そうなんですよ。このビルディングに対して2030年までに温室効果ガスの4割削減しなさいよと、2050年までに8割削減しなさいと、これ義務付けられたわけで、違反すると1億円以上の罰金が発生するんですって」

武田俊「これは大きいですね」

シェリーめぐみ「大きいっていうかどうするのかっていう」

武田俊「大変ですね、その対応の費用も凄くかかるでしょうしね」

シェリーめぐみ「かかるんです。例えば、エンパイア・ステートビルっていう有名なランドマーク102階建ての、これ1931年に建てられてるんですよ。ダーティビルだったんですけど10年くらい前から、エコビルディングに生まれ変わるための工事をずっとしているんです。
例えばエレベーターが下降する時に発生するエネルギー、これ何エネルギーって言っていいんですか?私物理弱いんで分からないんですけど」

武田俊「重力の、こう落ちるエネルギーですよね」

シェリーめぐみ「そうそうそう!そのエネルギーを今までは熱になって消えちゃってたものを再利用するシステムをつけるとかね。あと窓が6500個もあるから、これに1個ずつ断熱フィルムを貼ってくとか」

武田俊「んふ、地道。」

シェリーめぐみ「地道。とにかくそういうことをやっていると。
5万棟を全てエコビルディングに変えるのにかかるお金は4000億円以上」

武田俊「なるほど」

シェリーめぐみ「全然多くてわからないんですけど。だけどね、そうすることで建物の価値も、テナントである企業のイメージも上がるわけじゃないですか。それ以上に地球を救うことを考えれば安いものだ、っていうね。そういう考え方に、特に若いミレニアル世代やZ世代、10代20代30代の間では安いんだからやった方が良いんじゃないかってなってきてるんですよ。けど、なかなかね。大変なこともあるけれど、これからどうなっていくのかもう宣言しちゃったわけですから、ちょっとね真剣に本腰入れていただきたいなと」

武田俊「うんうん」

シェリーめぐみ「私たちもね、やらなきゃいけないこといっぱいありますけど。冷房切るとか、温度下げるとか。でもやっぱり大きいところでやってもらいたいなっていう」

武田俊「そうですね。今回の話規模が大きすぎて、そのまま自分の生活にっていうのは想像が難しいところもあるんですけど。たしかにね、生活の中で出来ることを少しずつやっていくっていうのも大事なので。こういう世界の情勢とか気にしながら自分の暮らしを営んでいく、そういうスタイルが大事なのかなって伺いながら思いました」

シェリーめぐみ「あー、そうですよね、ありがとうございます」

武田俊「シェリーさん今週も色々お話ありがとうございました」

シェリーめぐみ「ありがとうございましたー」

武田俊「シェリーめぐみ from NY。ニューヨーク在住のジャーナリストシェリーめぐみさんにお話しを伺いました。様々なアメリカ情報満載のブログ《megumedia.com》を番組ホームページに貼っておきますので、是非チェックしてみて下さい」

★MEGUmedia.com: シェリーめぐみの”一歩踏み込んだ”NY情報マガジン"

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