2019年7月6日

西村由紀江のSmile wind

7月7日の七夕は1年に1度「織姫」と「彦星」が逢うことを許された日。

子供のころ、願い事を書いた色とりどりの短冊を笹の葉に結んだことを思い出します。

7月7日の午後9時頃の夜空に、ひときわ明るい星が2つあります。

1つが「織姫」で、もう一つが「彦星」です。
「織姫」は「こと座の1等星ベガ」で、「彦星」は「わし座の1等星アルタイル」

この2つの星と白鳥座のデネブを結んだものが「夏の大三角形」と呼ばれ、
夏の星座を探す目印になっています。

今日は七夕にちなみ、星をテーマにした曲をご紹介。

まずは【きらきら星】

日本では童謡として親しまれている「きらきら星」ですが、
原曲は18世紀から伝わるフランスの古いシャンソンでした。

タイトルは「Ah! vous dirais-je, Maman / アー、ヴゥ・ディレ・ジュ、ママン」
邦題は「ああ、話したいのママ」。

その後、イギリスで英語の歌詞が付き
「Twinkle Twinkle Little Star」として世界的に広まると、
日本でも童謡「きらきら星」として歌われるようになりました。

【星に願いを】

1940年に公開されたディズニー映画『ピノキオ』の主題歌『星に願いを』
映画の中では、コオロギのジミニー・クリケットが歌っていました。

80年近く、世界中で歌い継がれているスタンダードで、
多くのアーティストにカバーされています。

星空をテーマにした日本のスタンダードタンバーといえば【見上げてごらん夜の星】

この番組にもゲストで来てくれたことのある
歌手の大島花子さんのお父さん、坂本九さんの1963年のヒット曲で
「見上げてごらん夜の星を」

星空を見上げるロマンティックな曲のようですが、
実は不器用な男の告白ソングなんだそうです。

2016年の第67回紅白歌合戦では、“ゆず”が、
「見上げてごらん夜の星を~ぼくらのうた~」としてカバーしました。

ジャズのスタンダードにも、星をテーマにした曲【スターダスト】

もともとはアメリカのポピュラーソングで、1931年に歌詞が付けられました。
スターダスト=星屑に、昔の恋の日々を思うという失恋ソング。

これまで、ルイ・アームストロング、フランク・シナトラ、ビリー・ホリディなど、
多くの名だたるアーティストにカバーされてきました。

なかでも、ナット・キング・コールのナンバーは、
「スターダスト」の代表的存在として広まっています。

【星々が咲く夜 & 星のワルツ & 星が咲いた日】

1991年リリースのアルバム『Vi・Ji・N』から「星々が咲く夜」
1999年リリースのアルバム『自分への手紙』から「星のワルツ」
そして、2013年リリースのアルバム『ビオトープ』から「星が咲いた日」

「星が咲いた日」は、以前、番組のエンディング曲だったので、
聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。

今週は、星をテーマにした曲ということで、ほんの一部をご紹介しましたが、
星をテーマにした曲は、ロマンティックな曲が多いような気がします。



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