『インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本』(明日香出版社)の著者の一人でもある渡邉裕晃さんに伺いました。
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【玉川太福】
インドネシアのマランという町にお住まいということですが
どんなところなのでしょうか?
【渡邉裕晃さん】
ジャワ島にあります。
首都のジャカルタは西ジャワにありますが、マランは東ジャワにあります。
インドネシアで2番目の都市スラバヤから近くです。
ジャカルタまでは800〜900キロくらいで
日本でいうと東京から広島・岡山くらいの距離になります。
高原都市であり学術都市なため、
大学が多く若者が多い・涼しい・余生にぴったりという街です。
日本人は留学生を含めて十数人しかいないんです。
【玉川太福】
インドネシアの大統領選の特徴について教えてください。
【渡邉裕晃さん】
インドネシアでは5年に1回、大統領選挙があります。
インドネシアの大統領選挙では、17歳以上の国民が投票可能で、
人口2億6000万のうち、有権者の数は約1億9300万人という
相当な規模の選挙キャンペーンになっています。
【玉川太福】
2人の候補者が5年前と同じということで
それぞれどんな候補者なのか教えてください。
また前回との違いは?
【渡邉裕晃さん】
特徴は大統領と副大統領がペアを組んで、2人1セットで立候補するという点です。
<前回>
1. プラボウォ・スビアント / ハッタ・ラジャサ
2. ジョコ・ウィドド / モハマッド・ユスフ・カラ
<今回>
1. ジョコ・ウィドド / マアルフ・アミン
2. プラボウォ・スビアント / サンディアガ・ウノ
現職のジョコ・ウィドド大統領
→中部ジャワの大工の家に生まれた。貧しかった
庶民派。レストランより大衆食堂。趣味はヘヴィメタル鑑賞。
市民目線を大事にする政治スタイル
対立候補のプラボウォ・スビアント
→名門出身
お父さんは経済学者、スカルノおよびスハルト政権で
産業貿易大臣や国務大臣などを歴任。
おじいさんはインドネシア国立銀行の初代総裁。
義父はスハルト。
【玉川太福】
対立候補のプラボウォ・スビアント氏はフェイクニュースで支持を得たとか?
【渡邉裕晃さん】
インドネシアでは「ニュースは読むものではなく聞くもの」という文化があり
口コミが広まりやすい環境なんですよね。
なので、現職がそれの環境を整備するように手をつけていました。
【玉川太福】
複数の民間組織による開票速報があるということですが・・・?
【渡邉裕晃さん】
インドネシアは国土が広大で、面積は日本の5倍なんですよ。
投票所の数は今回、813350ヶ所あり、日本の16倍以上もあります。
島の数も13000以上あり、開票は大変な作業で過労で倒れる人もいます。
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