ミュージシャン同士の付き合いはソフィスティケートされていると思うよ

『ムッシュかまやつKeep on Running~愉快にやろうぜ!“シ・ク・ヨ・ロ”アンソロジー』#3




2007年7月放送分より


「芸能界でブレイクしたアーティストを見ていると、その後の見せ方や立ち位置も人によってそれぞれで面白いよね。あえて、フレンドリーにしない奴もいて、それは、下に降りて欲しくないというファン心理を汲んでいるからかもしれないんだ。僕ぐらいのキャリアになるとその辺もわかるわけです(笑)。例えば、ロック系の尖った感じの奴がいて、それはそれでかっこいいじゃんと思っていたら、楽屋では“お疲れ様で~す”って愛想良く言われて、そのイメージの違いに“えっ?”なんてね。これもある種のファン心理で、出来れば高値の花でいて欲しかったという勝手なこっちの想いなわけさ(笑)。フレンドリーにされるのは嬉しいのにね」


「ミュージシャン同士の付き合いって、案外ソフィスティケートしていると思います。それは、それぞれに自分の音を持っているからじゃないかな。ただ、アイツ、いいよなと思っても音がイヤだったら終わりなんだ(笑)。逆の場合もあって、最低な性格だけど音楽的センスはいいな、みたいなね。それはともかく(笑)、カテゴリーの違う音楽友達とは核心的じゃない話をすればいいと思う。音楽以外の趣味が一緒だったりすることがあるからね。例えば、食い物だったり、車だとか。それってミュージシャン同士に限らず、人付き合いをする時の心得というか。まっ、この広い世界で自分と同じ価値観の人を探すのはとっても大変なことだから、目の前の人の中に同じ価値観の部分を見つけたり、見つけてもらったりするのを楽しんだらいいと思うんだよ」


*次回は4月22日(月)午前7時頃更新!


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