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吉田武『虚数の情緒―中学生からの全方位独学法』(東海大学出版会)
https://www.amazon.co.jp/%E8%99%9A%E6%95%B0%E3%81%AE%E6%83%85%E7%B7%92%E2%80%95%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E5%85%A8%E6%96%B9%E4%BD%8D%E7%8B%AC%E5%AD%A6%E6%B3%95-%E5%90%89%E7%94%B0-%E6%AD%A6/dp/4486014855
【書評】
この本は数学書なんですよ。
数学書っていうと読みたくなくなるかもしれませんが、実物をぜひ見てほしい!
もっと読みたくなくなります(笑)
なぜなら1000ページくらいあって、4000円以上します。(辞書より分厚い!)
作者の吉田武さんは数学の教育時間から減ってしまっていることに対して、
危機感からこの本を書いてるんですよ。
読者は中学生を想定しています。
僕がこの本と出会ったのは20代のときなんですが
読むまで人間じゃなかった気がしますね(笑)
「今まで読んだ中でおすすめの本は何ですか?」って聞かれたときに
必ずこの本を挙げてます。
数学を何も知らない人に教えるときに何から教えるか・・・
この本はまず、宇宙から教えるんですよ。
そこからビッグバンの話やピタゴラス、音楽、本居宣長の話などが出てきます。
数学をやっているのにあらゆるジャンルに精通している本なんですよ。
吉田さんは本に、『世の中に正解はある』と書いているんですよ。
ぼくはミステリーが好きなんですけど、
いいミステリーを読んでいるときの感じがこの本には3ページに1回あるんですよ。
単純に数学は机上の空論ではないっていうことを書かれているので、
最後にこの本をおすすめしました!