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『居た場所』高山羽根子:著(河出書房新社)が発売されました!
【海猫沢めろん】
芥川賞の候補にノミネートされていたということですが、どのように連絡がきたんですか?
【高山羽根子さん】
電話ですね。知らない電話番号から。
【海猫沢めろん】
それ出ない人いますよね(笑)
『誰だろうこれ』って(笑)
【高山羽根子さん】
私、平日はサラリーマンやっているんですけど、仕事中の電話だったので
『はい、大丈夫です。わかりました。』っていう感じで。
いまでもイタズラ電話だったんじゃないのかなって思っています(笑)
【海猫沢めろん】
高山さんの経歴なんですが、美大の絵画学科出身で作家とありますが、
絵と小説、同時にやっていたんですか?
【高山羽根子さん】
そうですね。自分が考えていることを絵にするし、文字にもします。
ツイッターなんかはそうじゃないですか。
【海猫沢めろん】
高山さんの絵を見たことないんですが、作品と似ているんですかね?
【高山羽根子さん】
絵は日本画の絵具で動植物を描いていました。
細かくディティールは描いていましたね。
【海猫沢めろん】
それは小説からも伝わりますね。
空間描写がしっかりしていて、分かって書かれているなと思います。
【海猫沢めろん】
『オブジェクタム』について聞きたいんですけど、
今回の芥川賞候補作品ではないのですが、この作品が話題になって・・・という感じですよね。
読んだら『この作品はほかの人が読んだらどういう感想になるんだろう』って思いました。
【高山羽根子さん】
デビューのときから、小説を書いている方から評価されることもあるんですが、
小説に詳しい人やそうでない人にも刺さるように書いています。
【海猫沢めろん】
今後書いてみたい作品の中に、違うものが出てきたりとか反映されていたりしますか?
【高山羽根子さん】
朝日新聞出版の『小説トリッパー』という雑誌で近々載せるのですが、
過去の社会的な出来事を書こうかなと思っています。
▼ノミネート作品「居た場所」
https://www.amazon.co.jp/dp/4309027768/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_oO1pCbJX9WRB6