『坂崎音楽堂』~2人のポール~

ポール・マッカートニー(1942年6月18日生まれ76歳)と ポール・サイモン(1941年10月13日生まれ77歳)、それぞれの最新作をご紹介!



★もうじき日本にもやってくるポール・マッカートニー。
約5年ぶりとなるオリジナルアルバムのタイトルは
『エジプト・ステーション』。
(レーベル:ユニバーサルミュージック 品番:UICC-10040)
1曲目の「オープニング・ステーション」(駅のノイズ~
賛美歌のようなコーラス)からスタート(出発)し、次の曲(駅)に行く・・・
そのアイデアがすべての曲の元になっているそうです。
印象的なアルバムジャケットは、ポール自身が描いた絵画。
1999年のポールの個展で発表されたもので、エジプトの駅で
列車を待つ人々などが描かれています。
 ♪カム・オン・トゥ・ミー(Come on to Me)
  *アルバムからの先行シングル曲でした。
 ♪バック・イン・ブラジル(Back in Brazil)
  *歌の途中に“一番!一番!”と日本語の掛け声が入ります。
 ♪ハッピー・ウィズ・ユー(Happy with You)
  *ポールはエレキギターを担当。

★先月(9月)に「ホームワード・バウンド~最後のツアー」を終えた
ポール・サイモンの最新アルバム『イン・ザ・ブルー・ライト』。
(レーベル:ソニーミュージック 品番:SICP-31188)
このアルバムについてポール・サイモンは・・・
「このアルバムに収められた曲は、僕にしてみれば
“ほぼ正しい”と思える、一度目は見過ごされてしまった、
ちょっと変わった曲の数々だ。アレンジをやり直し、
ハーモニーの構造を見直し、曖昧だった歌詞を書き換えることで
僕自身、アタマの整理が出来た。自分は何を言いたかったのか、
その当時、何を考えていたのか。そうして、よりわかりやすいものに
生まれ変わらせることが出来たんだ」・・・と語っています。
参加ミュージシャンは、ジャズ界からウィントン・マルサリスをはじめ、
ジャック・デジョネット、ビル・フリーゼルなど。
そしてニューヨークを拠点に活動するチェンバー・アンサンブル・セクステット
(yMusicというグループ)が参加。
 ♪君の天井は僕の床(One Man's Ceiling Is Another Man's Floor)
  *オリジナルは1973年のアルバム『ひとりごと』に収録。
 ♪ある人の人生 (Some Folk's Lives Roll Easy)
  *オリジナルは1975年のアルバム『時の流れに』に収録。
 ♪想いこがれて(How The Heart Approaches What It Yearns)
  *オリジナルは1980年のアルバム『ワン・トリック・ポニー』に収録。
   ウィントン・マルサリス(トランペット)をはじめジャズ界の名手
   がバックを努め再構築。
 ♪犬を連れたルネとジョルジェット
 (Rene And Georgette Magritte With Their Dog After The War)
  *オリジナルは1983年のアルバム『ハーツ・アンド・ボーンズ』に収録。
   チェンバー・アンサンブル・セクステット(yMusic)をバックに再構築。

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