1月18日(木)オンエア楽曲

otonote

11:31 IN YOUR OWN SWEET TIME / THE FRATELLIS
11:36 Welcome Morning / pal@pop
11:46 Exile Rag / Kyle Craft
12:02 LMK / Kelela
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【オヒル ノ オト:選曲担当 「パラダイス・レコード」の永山直幸さん】

ロックがレーベルや販売会社の意向よりも、アーティストによる自主性を告げた1960年代後半。
その中心を担ったアーティストたちへの感謝を込めて・・・・。
力強く時代を切り開いたロックの名曲を。

12:08 You Keep Me Hanging On / VANILLA FUDGE   
12:10 Jailhouse Rock / JEFF BECK GROUP   
12:13 Good Times Bad Times / LED ZEPPELIN 
12:16 Presence Of The Lord / BLIND FAITH
12:20 Hush / DEEP PURPLE  
12:23 Born to be Wild / Steppenwolf 

1.ヴァニラ・ファッジ :キープ・ミー・ハンギン・オン
超強力なリズム隊(カーマイン・アピスのドラムに、ティム・ボガートのベースによる最強のヘヴィなリズム)をメインにアメリカン・ハード・ロックの原点バンド。1967年のシングルです。
ダイアナ・ロス&シュープリームスのR&Bの名曲を重厚にサウンドでヘヴィにカ
ヴァー。
ヴァニラ・ファッジは、その後もジュニアウォーカーの」ショットガン、
ソニー&シェールのビート・ゴーズ・オンなどもヒットさせた。
70年代には2人のリズム隊が、「カクタス」「ベック・ボガート&アピス」を経て、たくさんのハード・ロック・バンド、ヘヴィ・ロックの下地となるような活躍をしていく。

2.ジェフ・ベック・グループ :監獄ロック (Beck-Ola収録)
イギリスの天才ギタリスト、ジェフ・ベックがヤードバーズ脱退後、
ソロとしての2作目のアルバムに収録(日本ではシングルカットされてかなりヒットしている)。
メンバーも「ロン・ウッド(フェイセズ、ローリング・ストーンズ)」、「ロッド・スチュワート」、「ニッキー・ホプキンス」などそうそうたるメンツを従えてヘヴィなブルース・ロック的手法で、50年代のエルヴィスの名曲をよみがえらせた。

3.レッド・ツェッペリン :グッドタイムス・バッドタイムス
1968年、米国先行発売によるファースト・アルバムの一曲目に収録。
1969年にはシングルでもリリース。あまりのも重厚なサウンドは当時のリスナーには、あまり受け入れられなく、彼らの名前を世界規模にしたのは
セカンド・アルバムの冒頭一曲目の「胸いっぱいの愛を」である。
現時点でも色あせることの無いこの「グッドタイムス・バッドタイムス」を含む
ファースト・アルバムがのちのロックを変えていく事になる原動力を感じ取ってください。
ジミー・ペイジもヤードバーズからの流れを良い方向に転換させた業績は特筆に値する。

4.ブラインド・フェイス : プレゼンス・オブ・ザ・ロード
いわゆる・スーパー・グループの走り的バンド。ヤードバーズ~クリームを経た
「エリック・クラプトン」、アレクシス・コーナー~クリームを経た「ジンジャー・ベイカー」、など。
スペンサー・ディビス・グループから「スティーブ・ウインウッド」、
リック・グレッチによるベース。やはりブルース・ロック的要素を取り入れたサウンド。

5.ディープ・パープル :ハッシュ
アメリカの「ヴァニラ・ファッジ」を手本にイギリスで組まれたバンドの
ファースト・アルバムに収録された曲。
オリジナルは、アメリカのスワンプ系シンガー・ソング・ライターの名曲を、
ジョン・ロードのハモンド・オルガンを生かしたクラシカルでダイナミックな手法でカヴァー。
第一期メンバーのロッド・エヴァンスのヴォーカルもいい。
リッチー・ブラックモアのギターがのちの双方とは異なるのもいい。

6.ステッペンウルフ :ワイルドで行こう
ニュー・シネマを代表する名が「イージーライダー」のテーマ曲。
映画のサウンド・トラックとして制作された曲ではなくて、
既存の曲からセレクトしてその映画の場面場面を現したような選曲で構成されていた初期のサウンドトラックのあり方である。
全曲が素晴らしい選曲で、口をはさむ余地など存在しないセレクト。
これ以降には多くのこのような手法で、映画の映像の良さを引き立たせる既存の曲を使用して大成功を納めているのもが多くなっていく。
「アメリカン・グラフィティ」などもそうである。

今回の選曲の「ワイルドで行こう」は、この映画にも使用された名曲だが、
単体でもかなり多くのCM曲としても使用されているし、とりわけ「カヴァー曲」としても多くのアーティストたちに好んで取り上げられてい
る。

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12:34 Parklife / Blur 
12:42 FREE STAR / ACIDMAN