1月11日(木)オンエアリスト

otonote

11:31 Why Didn't You Say That / The Lemon Twigs
11:37 Give Love / Andy Grammer Ft. LunchMoney Lewis
11:46 Lady-Logic / Kommode
12:03 Different Man / Don DiLego
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【オヒル ノ オト:選曲担当 「パラダイス・レコード」の永山直幸さん】
12:08 Be My Baby / The Ronettes
フィル・スペクターのプロデュースュースによる、ポップス界の名曲中の名曲。

12:11 Don’t Worry Baby / The Beach Boys
ブライアン・ウイルソンのプロデュースュースによる前曲へのオマージュ。 
2曲ともバックがほとんど同じメンバー。ウォール・オブ・サウンドが心地よい。日本では、大瀧詠一氏がフォール・オブ・サウンドとしてやっていました。
今なお色あせることの無い楽曲です。

12:14 Then He Kissed Me / The Crystals
ス。メイン・ヴォーカルは、ダーレン・ラヴと彼女のバッキング・グループのブロッサムズを使ってレコーディング、その音源をクリスタルズ名義でリリース。これが大ヒット。フィル・スペクターの、プロデューサーとしての才覚に乾杯。

12:17 Then I Kissed Her / The Beach Boys
ブライアン・ウイルソンのプロデュースュース。

3,4曲ともバックがほとんど同じメンバーによるバックのサウンド作りですが、ヴォーカルとプロデューサーの感覚の違いが出てくる良い見本である。

12:20 Mr. Tambourine Man / The Byrds
テリー・メルチャーのプロデュース。テリーは、あのドリス・デイの息子で、米コロンビアで、プロデュース業や、曲作りをしていた。1964年は、ホットロッドサウンドを、架空のグループ「リップコーズ」で「ヘイ・リトル・コブラ」で中ヒットを確保。そして1965年は、フォークロックをメイクするために、たまたまレコーディングスタジオで、ぶらぶらしていた、「ロジャー・マッギン」「デビッド・クロスビー」などを使って歌を歌わせてできたのが、始まり。これもテリーのアイディアであり、バックオケを録音したメンバーが、ハル・ブレインを中心としたメンバーである。シングルでヒットしたので、この時のメンバーを中心にバンド形態にしたのだった。
元々は架空のバンドである。この核のグループだったはずのグループが、こののちに、全世界を席巻するとは・・・・。テリーも予想していなかっただろう。プロデューサーの勝利だろう。

12: 22 River Deep Mountain High / IKE & TINA TURNER
フィル・スペクターのプロデュースによる、最高傑作の名曲中の名曲。しかしながら、本国アメリカでは、まるでヒットせず。大西洋を渡って「イギリス」で、大ヒット。数多くのカヴァー局が生まれた。「ディープ・パープル」「エリック・バードン&アニマルズ」などがとりわけ有名。これもハル・ブレインを中心としたサポートメンバーがウォール・オブ・サウンドをフィルの指揮のもと作り上げた傑作。アイク&ティナ・ターナー名義ですが、アイクは、実際のレコーディングでは参加しておらず、ティナの歌のうまさがひときわ目につく。70年代には、アイク&ティナ・ターナーが自身のアルバムで、再演。もちろん、まるで違う曲に仕上がっている。時間がある方は、ぜひそれも一聴願いたい。

 このようにハル・ブレインを中心としたセッショングループが、活躍していた60年代。このメンバーによるヒット曲はかなり多い。「カーペンターズ」「アソシエイション」「ママス&パパス」などがそれである。ただしこれらは、架空のグループではなくて、高度な演奏力を求めてより良い楽曲つくりを目指すための「サポート・メンバー」としての位置づけが大半です。
 当時は架空のグループを作って売れると、実際のグループを装い、バンド活動を開始する場合も多い。

音楽を別方向から見てみるのもいいかもしれません。
私自身、かなり多くのレコードに接してきました。その間多くのジャケットに記載されていた、レコーディング・データで学んだことがあまりにも多く、これからもどんなデータにお目にかかれるか、楽しみである。
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12:34 Reverse / Gabrielle Aplin
12:42 Human Nature / Michael Jackson