国の重要有形民俗文化財・無形民俗文化財の両方に指定され、2016年には、ユネスコ無形文化遺産にも登録された、大変貴重な文化財『高岡御車山祭』

放送後記

日本遺産。
その裏には数々の歴史的なドラマ・魅力的なストーリーが隠されています。
JAPAN HERITAGE~ラジオ日本遺産~。

今回は、富山県高岡市の日本遺産
「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡―人、技、心―」から
高岡市の高岡御車山祭をご紹介しました。

毎年5月1日、高岡御車山祭が開催されます。


それぞれ装飾の違う7基の御車山が、優雅なお囃子とともに高岡市内を練り歩くこの祭礼は、
全国でも5件しかない、国の重要有形民俗文化財・無形民俗文化財の両方に指定され、2016年には、ユネスコ無形文化遺産にも登録された、
大変貴重な文化財です。

御車山は、日本屈指の豪華絢爛な山車のことです。
豊臣秀吉が天皇を迎えまつる時に使った御所車を前田利家が頂き、
高岡城を築く際に前田利長が町民に与えられたのが始まりとされています。

本来お祭り当日しか見る事の出来なかった御車山ですが、
お祭りの雰囲気をいつでも感じてもらうため、
「高岡御車山会館」が2015年から開館しています。

祭り当日の様子を収録した4K映像や御車山の装飾品が展示されていますが、


何よりもすごいのが、
本物の御車山が4か月ごとに交替で展示されている事!


間近で見る御車山の迫力は、思わずため息が出るほどです。

高岡のものづくりの技術の粋を、体感してみてください。

ぜひ、あなたも日本遺産へ。新たな日本の魅力を再発見してくださいね。