桜の寿命は霊魂の400年よりも長い！？
（後編）
スキマなゲストに富山県中央植物園、主任の大原隆明さんをお迎えしました。大原さんは、サクラの品種分類の研究を続け、新種の発見をしたこともあるサクラ分類の第一人者です。後編でも桜の品種についていろいろとお話を伺いました。
（2017年3月28日、4月4日OA分）
◆桜は日本国内だとどこからどこまで分布しているのか伺いました。
桜は、北は北海道の最北端から南は石垣島まで分布していて、それ以上だと、南は台湾にもあり、東南アジアのベトナムでも見られるそうです。
沖縄で一番有名な名所は、八重岳といって、沖縄本島の北にある山で、沖縄の中では温度も低く桜の開花には向いている場所だそうです。
寒緋桜と言って、一重の赤い桜になります。
桜は、ピンク色だけでなく、白色、黄色と緑色もあるそうです。
桜の葉っぱには共通点がいっぱいあるそうですが、花びらを見ただけではあまりよく分からないそうです。
◆大原さんに桜の寿命について伺いました。
一時期、ソメイヨシノは寿命60年で枯れてしまうと言われていましたが、弘前にあるソメイヨシノは136年と言われているので、真実は分かりませんが、大体50年～60年経つと傷みだすのは事実なんだそうです。
桜は踏みつけに弱いということで、根が大きくなり、車道にでてしまい、道路の下敷きなどで押さえつけられると急に弱くなってしまうそうです。
弱くなった時に空気を入れてあげると復活するとの事。
そして、種類によっては長生きできる桜があり、江戸彼岸という桜は、1000年を超えるので長命と言われているそうです。
しょこたんが、「ちなみに霊魂の寿命は400年で、400年経つと恨みが薄まって自然浄化するらしい。」と突然言い出しました。（笑）
◆大原さんの今後について伺いました。
今後は、桜の分類が中心なので、どういう種類が存在するのか究明していきたいということでした。
もしかしたら、はなびらが4000枚という怖い桜もあるかもしれないので見つけてみたいそうです。
しょこたんが「そういう桜が見つかったらしょこたんってつけて！」と突っ込みを入れ、大原さんが「つけます！絶対つけます！」と言ってくれました。
最後に大原さんがこれまでに見てきた桜の中で一番キレイだった桜について教えてもらいました。
大原さんは、大学院生から桜の研究を始めたので、まだ純粋な気持ちで桜を見ていた大学生の頃に兵庫県の養父市にある樽見の大桜が今まで一番キレイで、この桜に魅入られて、大学院での研究が始まったみたいです。
桜についてもっと詳しく知りたいかたは、文一総合出版から発売されている、大原さんの著書「サクラ ハンドブック」を是非チェックしてみてください！
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