世界最小の哺乳類は日本にいた!

(前編) スキマなゲストに農学博士で哺乳類学者の土屋公幸先生をお迎えしました。 今回先生はなんと2回目の登場です。前回の2015年5月には「リスとネズミのお話」を伺いましたが、今回は「モグラ」についてお話を伺いました。 (2017年3月7日、14日、21日OA分)



五郎さんもしょこたんも収録直後から先生の行動にくぎ付けでした。
前回来ていただいたときと同じで、先生が、カバンの中から無造作にもぐらのはく製を出してきたので、2人で大騒ぎ!
スタジオの中が少しパニックになっているのがよく分かる放送になりました。そんな会話を少しご紹介します。

先生がもぐらをカバンの中から出してくれていると。。。
五郎さん「先生!ポロポロ何かが取れていますよ!」
しょこたん「落ちた落ちた!大丈夫ですか??」
先生「(もぐらの)毛が抜けたんですね。どっかの。」
しょこたん「どっかの!?(扱いが)雑!!」

とまぁ、このような感じでなかなか楽しいオープニング?でした。
先生のご紹介もしっかりしないまま、時間があっという間に経ってしまっていました。



今回先生が持ってきてくれたもぐらは、棒状になっているものと台にのって立派な格好をしているはく製があったので、五郎さんがその違いを聞きました。

棒状のはく製は、皮をむいて特殊な紙にかぶせるだけで、15分でできる簡易はく製なんだそうです。
このやり方だと、たくさん作ることができるので先生は気に入っているみたいでした。
台をつけているはく製は、ワイヤーを入れたり、綿を入れたり、1週間は針で、てんそく板に止めて固定をしないといけないそうでかなり面倒だという事でした。

ただ、台にのっているのは、博物館に置いてあるようなはく製で、展示用の為だそうです。

五郎さんが、あまりにも扱いに差があってひどいと嘆いていました。
そこにすかさず、しょこたんが、「でも、この台のはく製も(袋などに入れず)、先生が普通にカバンから出していましたよ~。」と。
先生曰くもう乾いているから大丈夫だと言ったんですが、しょこたんが一言「雑!」とまた言っていました。(笑)
ここで先生がジップロックバッグから、ガサゴソと何かを出してきて、五郎さんが壊れちゃいませんか?と心配するシーンも。
このジップロックバッグから出てきたのが、世界で一番小さい哺乳類「トウキョウトガリネズミ」でした!
「トウキョウ」という名前が付いているので、東京で取れるのかと先生に聞いたら、なんと東京には生息しておらず、北海道でしか取れないそうなんです。

なんで「トウキョウ」がついてしまったかと言うと、発見した学者が北海道の「YEZO(エゾ)」と書かなければいけないところ、「YEDO(江戸)」と書いてしまったとか。
しかも、論文にも「YEDO(江戸)」と記載したため、「東京」で取れるもぐらとして発表されてしまいました。

このトウキョウトガリネズミは、生態があまりよく分かっていないらしく、寿命が一年あるかないかくらいだそうです。
土屋先生も「元気に走っていると思ったら、目の前で死ぬ事もある。」というので、しょこたんが「ワッハッハッハッハ!!!」と二回も大笑いをしていました。
このアニメっぽい笑い方にスタッフも笑っちゃいました。

トウキョウトガリネズミを飼育している、多摩動物公園では、毎年北海道へ取りに行っているそうです。

そして、世界最大のモグラもなんと日本にいるとのことで、新潟県にいるエチゴモグラが世界で一番大きいそうなんです。

身体のサイズとしては、韓国やロシアにいる大モグラと同じくらいなのですが、尻尾の長さが長いので、全長で測った時に一番長いので、世界一といわれているそうです。

しょこたんが「日本に一番大きいもぐらがいるのは嬉しいですね。」と素直に喜んでいました。