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オリンピック選手の始まりは手作りプール!?

(前編)今週は、元競泳選手で現在俳優として活躍されている藤本隆宏さんのインタビューをお送りしました。 (OA:2017年5月15日~19日)



◆藤本隆宏さんが水泳を始めたきっかけは?

近所で手作りプールを作ってくれた家があり、最初は行く勇気がなく、お兄さまがまず教室に入られたという事でその様子をみてから、翌年の小学校2年生の時に始めたとの事。

藤本さんはとても引っ込み思案だったらしく、選手コースにも行く勇気がなく、六年生に入ってから、選手コースに入り、選手としてステップアップしていったそうです。

選手コースに入ると、週に5~6回は練習をして、だんだんと記録も伸びていき、小6で県大会、中1で九州大会、中2で全国大会へ行って、入賞したそうです。
非常に順調な道のりだったそうですが、中3の時にタイムで伸び悩み、高校の恩師、野本コーチとの出会いが本格的にトップアスリートを目指すきっかけになったとの事。

ただ、お父様とお母様が水泳大会で順位を上げると素直に喜んでくれる事が水泳を頑張ろうと思った原点で、もっと強くなりたいというモチベーションにもつながったそうです。

「周りが喜んでくれる事が嬉しくて、水泳を頑張る事ができた。」という藤本さんの言葉が印象的でした。

◆ソウルオリンピックとバルセロナオリンピックについて

「コーチからは、お前には才能がないんだ、練習しかないんだって言われ、頑張り続けて、最終的にオリンピックまで行けた。」と藤本さんは語ってくれました。

最初の出場はソウルオリンピック。
出場経緯は?

なんと偶然出られたとか!?
練習相手として選ばれていたのが、続けていくうちに、日本記録8位だったのがいつのまにか1位になっていたそうです。
そして、あれよあれよというまに出場が決まったとの事。

当時は、史上最年少出場選手として注目を集めました。
藤本さんにとっては、初の国際大会がソウルでアジア圏だったからか、
あまり国際大会という意識がなく、たんたんと出られたという事でした。
へたにオリンピックを意識する事がなく、良かったのかもしれないですね。

出場してからは、多くの方から声をかけられるようになり、次のオリンピックも目指そうと思ったそうです。

18歳で出場したソウルオリンピックはただ出場する事だけだったそうですが、4年後のバルセロナオリンピックでは、これまでに日本記録を樹立するなど、成績も残していたので、バルセロナでは決勝に残る事を目標の一つとして掲げていたそうです。

バルセロナオリンピックでは、400m個人メドレーで日本人として、初めて決勝戦に出場できましたが、メダルを取ることができなかったので、悔しい思いをしたとの事でした。

オリンピックが終わってからも、練習しかないと思い、当時有名だったオーストラリアのコーチの所で学びたいと思い、海外留学制度を使い、留学したがなかなか記録が伸びなかったそうです。

(後編へ続く。)

※藤本さんが6年連続で司会を務められているオリンピックコンサート2017が2017年6月9日(金)に国際フォーラム・ホールAで開催されます。
詳細は下記URLでご確認ください!

オリンピックコンサート2017
2017年6月9日(金)19時開演
国際フォーラム・ホールA

http://www.harmonyjapan.com/joc2017

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