2017.1.11~ 「織田哲郎さんとの新たな関係性と、大好きな日本文化」

第120回 今年最初のゲストは、相川七瀬さんです。 http://www.nanase.jp

相川さんの音楽活動の中には、
プロデューサー:織田哲郎さんという大きな存在があります。
「デビューしたての初期は、織田さんがいての”相川七瀬”
 だったんですけど、20年の間に親離れしていって
 20周年の時に、完璧に独り立ちした感覚だったんです。
 そうなった時に、どういう曲を選んで、全部決めていく。
 織田さんにこの曲書いてもらって、とか
 さじ加減をしていく年齢になったことに驚いていますね」
2人の出会いは、織田さん35歳、相川さん15歳。

現在、相川さんは41歳。
織田哲郎さんも41歳で、相川さんのプロデュースを始めました。
「ある意味で、”織田哲郎が描く相川七瀬サウンド”を
 最大限に引き出せるラインナップに、と思って。
 今回のアルバムの1曲目は、織田さんの曲でしかなくて。」

主婦としての生活の中では、実体験の恋愛はなく、
漫画や映画、人から聞いた恋愛話などから作詞をすることも。
「そうなった時に、精一杯自分が主人公になろうとすると、
 “私”という描写が出なくて、”僕”で書いたほうが
 刹那的なものが書けるんですよね」
NEWアルバム制作期間には、
感動することが子供の成長しかなくなった
自分を鍛えるために、漫画を借りまくっていた、とも。

独身時代には、イギリスでレコーディングをすることも多く、
短期での留学もされていた相川さん。
その時に知り合った日本人ファミリーから、ある本を頂きました。
「それが、奈良の大きな神社の宮司さんが書いた本で、
 日本語を大切にしましょう、っていう内容だったんですけど、
 読んで感銘を受けて、その人に会いたい!と思っちゃって」
その後、テレビ番組の取材で宮司さんに会い、
日本古来の文化に魅せられていきました。
「25歳くらい、日本の神社回り始めて御朱印集めてました。
 今はやってないですけど、当時はすごかったですね。
 神社強くなってきたら、お寺も強くなっていって(笑)」

神事と稲作(赤米)が残っているのは、現在日本に3箇所。
「古代米、赤米って、真っ赤な稲穂なんですよ。
 びっくりして感動して。
 このお米を途絶えさせちゃいけない、って。
 このお米を守ってあげたいって。」
現在は、何百年も続く文化を残すために、
守り、継承を目指す活動もされています。

さらに、相川さんは、昨年、
伊勢神宮の内宮と外宮で奉納の歌唱を行っています。
「内宮と外宮、両方で奉納出来るのって今までなかったそうで、
 両方で歌えないならお参りさせて頂くだけにしますって話してたら、
 両方でって言ってくださって。」
アルバム『NOW OR NEVER』には、
その奉納の歌唱が収められたDVDも入っています。

M1. メジャーデビュー(Studio Session) / NakamuraEmi
M2. 15パーセントの嘘 / 相川七瀬 
M3. 僕らのEndless Dream (Dedication ver.) / 相川七瀬