2017年2月23日(木)の番組

サードプレイス 和合亮一 開沼博 この震災を語る本当の言葉を探して

和合亮一、開沼博、「この震災を語る本当の言葉を探して」。詩人、和合亮一さん、社会学者、開沼博さんお二人によるインタビューを通して、‘東日本大震災を語る本当の言葉’を探してまいります。福島県福島市松川町在住、菅野クニさん。合同会社ニコニコ菅野農園代表。長い間公務員として務めてこられた菅野さんは農業高校の教師を退職する夫と一緒に 長年の夢であった「菅野農園」を相馬郡飯舘村オープンする予定でした。農園のメインは飯舘村の山に自生するナツハゼ。ところが、2011年3月11日、東日本大震災後の福島第一原発事故により、この計画は頓挫。菅野さんは飯舘村から出て行くことを余儀なくされました。しかし、菅野さんは夢を諦めませんでした。2013年、念願のニコニコ菅野農園をオープン。そして、今、3月末の一部を除いた避難指示解除を見据え、長期宿泊の制度を利用しながら福島市と飯舘村を行き来しています。菅野さんはどうして夢を諦めなかったのか?飯舘に帰村する日を待ちわびながら思いを巡らすこと、その眼差しの先にある未来は?“この震災を語る本当の言葉”菅野クニさんとともに探してまいります。今日はその締めくくり。未来は自分が決める。