JOYFUL LIFE

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熊野古道を歩いてみよう

12月25日放送内容

おいしい空気と気持ちのいい景色へお誘いする「JOYFUL LIFE」。山と温泉と音楽が大好きなアウトドアナビゲーター渡部郁子がご案内します。

今日は熊野古道のお話し。今年の10月、ユネスコの世界遺産委員会は2004年に世界文化遺産に登録した「紀伊山地の霊場と参詣道」に、その後の調査で見つかった参詣道およそ40キロを追加しました。追加されたのは熊野参詣道の中辺路(なかへち)と大辺路(おおへち)、高野参詣道のうち、和歌山県内に位置する22の区間で、これによって登録対象の参詣道は総距離およそ350キロメートルとなりました。

標高1000mから2000m級の山々が連なり、年間3000mmを超える雨が豊かな森林を育んだ山岳地帯。そこに、神道・仏教・修験道など多彩な宗教文化が発展して、多くの人々が訪れるようになった。日本の山々の中でも特別なエリアとして見つめられる、そんな熊野古道。歩いてみようと思うならコース選びはとても重要です。

標高差が大きかったりアップダウンが激しかったり、いくつもの峠を越えるなど、ほとんどが厳しい道のりだからなのですが、山歩きの初心者にお薦めするなら「発心門王子(ほっしんもんおうじ)から熊野本宮大社」へ向かう下り坂のコースです。石畳の古道や静かな集落を通って熊野本宮大社までゆっくり歩いても2時間半の道のりです。本宮大社周辺の温泉旅館を予約して熊野古道をのんびり歩いてみてはいかがでしょうか。

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