2016.11.23~ 「We Are From THE EARTH。ダンスは魔法。」

第113回 ゲストは、ダンスアーティストのケント・モリさんです。

『ダンスとは、点』と話すケントさん。

「22歳ぐらいの時に、深夜踊っている事がよくあって、
 1人で、夜空の下、音楽爆音でかけて、自分と向き合っていて。
 で、ある時、気付いた瞬間があったんですよ。
 針の先、1点みたいなのが心にあって、それが自分の全てを
 コントロールしているなって。」

”ダンスとは、原始的なコミュニケーションの手段であり、
そこに知識や技術を持ってくるのはセンスがない。”
”人間も自然の中の1部である”という考えのもと、
人間がダンスする事についても考えられています。

「僕は、”Dance Is ONE” って言ってるんですけど、
 1つになる。世界が1つになる。身体が1つになる。
 それを意識して、テーマにしてます。
 そうでないと自分も気持ち悪いし、見ている人も気持ち悪いんですよ」

映像作品DVDのタイトルも、『1』にされています。
「これも、ONEっていう英語じゃなくて、世界中の人が読める数字で。
 踊りにまつわる活動が全て ”1”。そこに通じるんです。」
汗をかき、大地や自然を感じる踊りを広めることを続けるケントさんは、
全国で不定期のワークショップや、伊勢志摩でダンスサミットなどを開催しています。

「日本からも影響を受けていて。
 一番影響受けたのは、伊勢神宮の奉納ですね。
 伊勢神宮のテーマは、調和、1つになる。そこが日本の真髄かなって。
 僕は、世界平和とか言えるほどの立派な人間じゃないけど、
 ただ、一生に1回の人生だったら、
 なるべく、自分も人も気持ちが良いことしたいですよね」

ワークショップは、臨機応変に内容が変わっていきますが、
“全員が心の扉を開き、1つになること”を目指されています。

「世代、人種、宗教、文化何もかも超えて、1つになれる喜びを感じて欲しくて。
 さらにその後に、”なんだって出来るじゃん”って思って欲しいんです。
 世界中いろんな所行って思ったのは、
 We Are From THE EARTHで、みんな一緒なんですよね。
 ”区切る”感覚は、自分の心で、それさえ取っ払えば、何もかも上手くいくと思うんです。
 それが出来るのがダンスで。ダンスは”世界を1つに出来る魔法”だと思ってますし、
 それを1番やったのは、マイケル、マドンナという存在でもあります。」


M1. イカサマ美男子 feat. リンダ / 杏子
M2. They Don't Care About Us / Michael Jackson
M3. Man In The Mirror / Michael Jackson