『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第127回

気になるアーティストを50音順に、坂崎幸之助が独断と偏見で 紹介している≪坂番洋楽データファイル≫(略してSYDF) 今回は「ニ」の付くアーティスト2回目です。


 ↑ さっそく「7」にしました!

ラインナップは・・・
『ニッケルバック(Nickelback)』
★1995年、マイク(兄)とチャド(弟)の「クルーガー兄弟」を中心に
カナダで結成された4人組のロックバンド。
1996年インディーズデビュー、1999年にメジャーデビュー。
2001年メジャー第2弾となるアルバム
『シルヴァー・サイド・アップ』からのシングルは本国カナダをはじめ、
アメリカでもラジオを中心に大ヒット。初の全米No.1を記録!
 ♪ハウ・ユー・リマインド・ミー(How You Remind Me)
  *2001年・全米チャートで4週連続のNo.1!
★その後、ライヴを中心にアルバムも次々と大ヒット。
これまで全世界で5,000万枚以上のアルバムセールスを記録。

『ニッティ・グリッティ・ダート・バンド(Nitty Gritty Dirt Band)』
★1966年、シンガーでギター&ウォッシュボード奏者の
「ジェフ・ハナ」と、シンガーソングライターでギタリストの
「ブルース・カンケル」による2人組のジャグバンドとして
カリフォルニア州ロングビーチで結成。
その後、 4人の職人的なミュージシャン達が参加して6人組の
カントリー系グッド・オールド・アメリカン・ミュージック・バンドとしてデビュー。
彼らの名前が一般的になったのは1970年に発表した
通算5枚目のアルバム『アンクル・チャーリーと愛犬テディ
(原題"Uncle Charlie and His Dog Teddy")』のヒットから。
彼らの得意とする伝統的なカントリーやブルーグラスをはじめとする
多様なオールドタイミーなアメリカン・ミュージックがぎっしり
詰まっていました。
そして、その中からシングルカットされた
ジェリー・ジェフ・ウォーカー作の名曲のカバーがヒット!
 ♪ミスター・ボージャングルズ(Mr.Bojangles)
  *1971年・全米9位まで上昇。
★その後、目まぐるしいメンバー交替を繰り返し人気も下降。
1978年に心機一転、大幅にメンバーも入れ替えバンド名も
「ダート・バンド(The Dirt Band)」と改名。
翌1979年、リンダ・ロンシュタットをゲストに迎えたシングルは
全米13位を記録するヒットとなりました。
 ♪アメリカン・ドリーム(An American Dream)
★「ダート・バンド」時代はわずか3年で終了、
1982年から元の「ニッティ・グリッティ・ダート・バンド」に戻し
現在もオリジナルメンバーだった2人を中心に4人組として活動を続けています。

『ニュー・エディション(New Edition)』
★1982年、マサチューセッツ州ボストンで結成された5人組のボーイズグループ。
元々、地元の小学校に通っていた男の子達が小遣い稼ぎで始めたグループで、
彼らの才能に目をつけたインディーズレーベルを運営する
モーリス・スターが彼らを♪キャンディ・ガール♪でデビューさせます。
これに目をつけたメジャーレーベルの≪MCA≫が契約をオファー。
この時、彼らを発掘したモーリス・スターをスルーしたものだから
大変!
「ニュー・エディションという名前は使わせない!」と怒り心頭の
モーリス・スターは裁判で決着をつけようとしますが
訴えは却下され、ニュー・エディションは無事メジャーデビュー。
 ♪クール・イット・ナウ(Cool It Now)
  *1984年リリースのメジャー第1弾シングル。
  *リリースの翌年1985年・全米4位まで上昇する大ヒット。
★1986年、リードボーカルの「ボビー・ブラウン」が
ソロアーティストになるためグループを脱退。
すでにソロアーティストとして人気のあった「ジョニー・ギル」が加入し再出発。
1988年、当時次々とヒットを飛ばしていたプロデューサーチーム
『ジミー・ジャム&テリー・ルイス』が全面プロデュースした
アルバム『ハート・ブレイク』をリリース。
その中からの1stシングルは、久々の全米トップテンヒットを記録。
 ♪恋でなければ(If It Isn't Love)
★その後、メンバーはそれぞれソロ・プロジェクトを本格的に
スタート、グループは解散。
しかし1990年代の終わりに1度目の再結成。
2000年代に入って2度目の再結成…と再結成&ツアーを繰り返しています。

『ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック(New Kids On The Block)』
★1984年、マサチューセッツ州ボストンで結成された5人組のボーイズグループ。
何と「ニュー・エディション」で儲け損ねた男、モーリス・スターが
「今度こそ白人版のニュー・エディションを作って大儲けしよう!」
と目をつけたのが「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」。
今回は、最初からメジャーのレコード会社と契約したものの、
1986年リリースのデビューアルバム
『ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック』は何故か不発。
ショッピングモールなどでのローカルな営業をやりつつ、
2ndアルバムのレコーディングに励みます。
1988年、満を持して発表した2ndアルバム『ハンギン・タフ』からの
1stシングル♪プリーズ・ドント・ゴー・ガール♪は
ラジオでの大量オンエアーもあって全米10位を獲得!
そして当時大人気だった「ティファニー」の全米ツアーの前座を
つとめたことで人気爆発。
何と「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」がメインになり
「ティファニー」が前座となる逆転現象も起こったそうです。
 ♪ラヴィング・ユー(I'll Be Loving You)
  *1989年・全米1位
 ♪ハンギン・タフ(Hangin' Tough)
  *1989年・全米1位
 ♪ステップ・バイ・ステップ(Step By Step)
  *1990年・全米1位を記録
★その後、それぞれがソロ・プロジェクトをスタートさせ
グループは活動停止。
そして、グループ名を「NKOTB」と改め再スタートしたものの
アルバムは全く売れずコンサートツアーの途中に
メンバーが脱退したりして最悪の状態に。。。
結果、1994年グループは解散。
しかし2000年代に入ってグループは再結成、
最近は彼らのあとに登場したボーイズグループ
「バックストリート・ボーイズ」とのジョイントツアーを繰り広げています。