Vol.40 奥深い「香り」の世界

「香」と「匂」の違い

ダンディーなマスター・谷村新司と、
ちょっぴりセクシーなウェイトレス・倫子ちゃんがお送りする
「谷村新司のcaféダンディズム」
今週もお聞き下さりありがとうございます(^^♪

駅弁は迷わず「深川めし」と答えたマスターが
今日もたくさん用意してくれた「トークメニュー」!
その中から倫子ちゃんが選んだのは…
「香りの世界」

「香り」「匂い」…皆さんは、どんな時に「香り」を使い、
どんな時に「匂い」という言葉を使いますか?
マスターからそのことを投げかけられ、ふと考えたのですが…
「匂い」という言葉は、良い時も使うけれど
チョット…という場合にも使いますよね。
でも「香り」は、おおよそ好感度の良い物に対して使ったり
しませんか?

同じ意味を持つ言葉と思いつつも、知らず知らずに使い分けていた
ことに気づき…本題の「香り」の話へ。
実は、マスターのご友人に“香道”の師匠がいらっしゃるそうです。

“香道”…体験はしたことはなくても、聞いたことはあるかも知れません。
室町時代より続く日本三大芸道の一つとして、
季節に合った「組香=香木の香りを聞き分ける遊び」。
もちろん体験したことはありませんが、
かなり雅な光景が思い浮かびますね(#^^#)

そして、マスターも言っていましたが「香りは嗅ぐ」のではなく
「聞く」と表現するんですよね~ 

まさに知れば知るほど奥深さを感じる“香道”の世界。
特に驚いたのは、私たちが日常の中で癒しアイテムとして焚いている
「お香」。
これは“伽羅木(きゃらぼく)”という10センチくらいの木切れの
木くずから出来るもので、
このわずか10センチくらいの木切れのお値段はナント、、、
3000万円!ということ。(+o+)
木切れ→木くず→お香…という感じなのでしょうか?
平均して香りのよい「お香」のお値段がそこそこする、
というのは、こういうことだったんですね。
今週も勉強になりました!

さらに、今週は後半のお話もステキすぎました。
北陸・金沢で作家:五木寛之さんとお会いした時のお話。
(まさに五木寛之さん&マスターのダンディズムトーク!
という感じです)
人生を「山」にたとえたお二人の会話、
聞いているだけで胸がジーンと熱くなりました。

「頂上を目指して登っている時は足元しか見ていないが
山を下りていく時は、まわりの景色がよく見える。
なので山を下りてゆく時の方が心がときめく。」
とマスター。すると五木寛之さんは、
「下山の美学だね。」と一言。

なんてステキな会話なんでしょう!
まさに、会話が香りだつ…という感じがしました。
そして名曲「昴」は、マスターの“下山の美学”から生まれた1曲
ということを知り、再び感動!
雅な「香りの世界」から五木さん&マスターの
香りだつダンディズムトーク。

あ、五木寛之さんは、いつかマスターと歌を創りたい
とおっしゃっていたそうです。
実現することを心から願っています!!!

今週もかなり深く、勉強になりました、
マスターのダンディズムトーク! シミジミ(^.^)/~~~

谷村新司の「caféダンディズム」
来週も元気に開店します(^O^)/