11月6日(木)オヒル ノオト

















毎回、気になる人をゲストに招いたり、気になるものやイベントを紹介したり、
あなたの好奇心をくすぐっていきます「オヒル ノオト」のコーナー。

11月7日は「立冬」です。冬の始まり、新しい季節がやってきます。
日本には、「立冬」をはじめ、1年を24等分した「二十四節気」の暦がありますが、
この暦をテーマにされた本が、先日出版されました。その名も「日本のこよみ」。

今日は、パイインターナショナルから発売された「日本のこよみ」の著者、
井上千鶴さんに、お話をお伺いました!

●この本を作ろう、と思われたきっかけは?
→日本人としての、四季の楽しみ方・生活に根ざした四季のあり方が、だんだん希薄になってきているのが
  今の日本の現状・・・
今の若い人たちに、日本人としての、四季の楽しみ方・生活に根ざした四季のあり方を伝えたい気持ちで
  この本をお書きになったとのこと。

●2年前に、亡くなられたご主人が自然が好きで、写真を多く撮られており、
 その写真と井上さんの文章によって構成されているのが今回の本。

●二十四節気とは?
→太陽の通り道を24で割ったもの。
  大まかに言えば、1ヶ月に2節気があるということ。

●井上さんが一番好きな季節は?
→これが好きだという季節はなく、季節の微妙な移ろいがお好きだそうです!

●井上さんが、一番好きな節気は?
→啓蟄(けいちつ)。
  3月の初めから、中旬にかけての節気。冬から春にかけて、植物が芽吹き、虫が徐々に出てくる時期。
  まだまだ寒いけども、春の予感を感じる。
  もう少ししたら、春だなぁという気持ちが嬉しいとのことでした。

●どんな人に読んで欲しい?
→井上さんの幼い頃や今まで通ってきた暮らしの在り方とは、今はかなり変わってしまっている。
  日本の季節感のあり方を暮らしの中にどう取り入れるか?
  日本人の自然との暮らし方を、特に若い方に分かって欲しいとのことでした。

【お昼ノート】
井上千鶴さんからいただいた、思わず書き留めたくなる情報はこちら…!

★井上さんは、色んなところに行って町並み・町作りを見て、その都市の在り方を見るのが好きとのこと。
  観光地でない、なんでもない場所を巡り歩いて、
  人の生業の在り方・風景をみるのが非常に楽しいとのことです。