夏の思い出。

夏の切ない小話もひとつ。
私が小1の頃、夏休み前に一人暮らしのおじいちゃんと出逢いました。小さなプレハブの庭先で手招きをして私と友達数人に飴玉やうまい棒などの駄菓子をくれました。
細身で優しそうなおじいちゃんは私達が学校帰りに遊ぶ様子を嬉しそうにニコニコ眺めてはお菓子をくれるので段々寄り道が日課になっていたのですが、話を聞いた親御さんが学校に通報。
夏休み前に配られるプリントには「寄り道禁止!知らない人からのお菓子禁止!」と先生からの厳重注意。
その帰り道、いつもみたいに優しくお菓子を渡そうとすりおじいちゃんに私達は「知らない人からお菓子貰っちゃダメだから要らないー」と告げてそのまま帰宅。その時のおじいちゃんの寂しそうな顔は大人になった今でも忘れられません。本当に見たままの優しいおじいちゃんだったのか、危険なロリコンだったのかも分からないまま当時の場所は廃墟になっています。
写楽さんも忘れられない夏の思い出がありましたら教えて欲しいです。

まんまるドロップ

岐阜県 / 女性 2020/8/22 18:57