無題

「近頃の若者は本も読まん、ラジオをも聴かん。困ったもんだ。」ビール片手に私の上司はいつもそう嘆き、その度私は苦笑いを浮かべ「まったくです。」と相槌を打つのです。「Tくんもたまには本を読んだらどうかね。ラジオを聴くのも良いんだぞ。心が落ち着くんだ。」「機会があれば是非。」顔を赤らめ、呂律の怪しい口調の、上司の言葉を今日もさらりと受け流す私は、大の本好き、ラジオ好き。好きな作家は東野圭吾、そして好きなラジオは「Sound Library〜世界にひとつだけの本〜」。誰かに話すわけでも無く、共感を得たいわけでもない。自分自身の、個人的な、細やかな楽しみの1つなのです。言わば人生の指針。月原加奈子の歩む人生が、私の人生を形作っていると言っても過言ではありません。多くを学び、いや、学ばさせて頂いているのです。木村多江さんの、包み込むような温かい声は、幾度となく私を元気付けてくれました。私だけでなく、日本中の多くの人々が元気を貰っていることでしょう。これからも、ずっとずっと応援し続けています。番組が末永く続いていきますように。私の声は届きませんが、想いは届くと信じています。最高の番組をありがとうございます。

サガジェンヌ

佐賀県 / 男性 2018/12/26 18:24