冬山用の靴は、硬さが大事!
こんにちは、アウトドアナビゲーターの渡部郁子です。
今日は冬山、とくに雪の山道を楽しむためのシューズに
ついてお話ししましょう。
雪山用のシューズは靴底がアイゼンを取り付けることを想定して
固く作られています。金属製の爪を持つアイゼンを装着して、
雪道や雪が凍った氷の上を歩く。そのための硬さです。
当然それに応じて他の部分もかなり頑丈に作られているのが特徴です。
とは言っても、ハードな靴ばかりではなく、低山の雪山を
ハイキングするためのライト系の雪山ブーツもあるんですよ。
例えば、ザ・ノースフェイスの「ヴェルトS4K」。
フィット感が高く、安定性と防御性にすぐれ、
それでいて軽いというブーツです。
靴底はセミワンタッチのアイゼンに対応しているので、
残雪シーズンの山でもしっかりと歩くことができます。
また、ガルモントの「タワープラスGTX2」も、軽くて快適、安定性と
耐久性、クッション性にすぐれているので、重いリュックを背負っていても
しっかりと歩くことができます。こちらもセミワンタッチアイゼンに対応して
います。
セミワンタッチ式のアイゼンというのは、バンドとビンディングを併用して
簡単にしっかり装着できる新しいタイプのアイゼンです。
気をつけることは、装着できる靴が限られるので雪山用ブーツを
選ぶときはアイゼンとセットで考えたほうがよさそうです。
上記2つのブーツは、どちらも3シーズン対応で、
ハイキングからテクニカルな登山までサポートしてくれます。
夏山を歩いた軽くて柔らかいトレッキングシューズから、
一歩進んだ登山靴を手に入れて、
冬のきれいな空気をたっぷりと味わいに出かけてみませんか。