『坂番洋楽データファイル』 第111回
知らないアーティストが多かったですが、
デル・シャノンの曲は好きだったなぁ。
特に「I Go To Pieces」は
ピーター&ゴードンで良く聞いていたなあ。
クラプトンの「いとしのレイラ」は
もう今やロックのスタンダードナンバーですね。
イントロベスト3に入るくらいの超有名リフですな。
『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』
第111回
今回も「テ」で始まるアーティスト特集
『テリー・ジャックス(Terry Jacks)』
★1944年3月29日、カナダ生まれ(71歳)
彼が有名になったのは「そよ風のバラード」のヒットがキッカケ。
この曲は元々、フランスのアーティスト「ジャック・ブレル」が、1961年に発表した
「ル・モリボン(Le Moribind)」というシャンソンの曲を
アメリカの有名な詩人・アーティストの「ロッド・マッケン」が英語で意訳。
最初は「キングストン・トリオ」のボブ・シェーンがレコーディング。
その後、1970年に「ビーチ・ボーイズ」が録音したもののお蔵入りに。
その時のプロデューサーが、この「テリー・ジャックス」!
ビーチ・ボーイズが発売しないなら俺が歌って出しちゃうもんね」と録音し発売したのが1973年。
すると翌1974年、本国カナダはもとより、アメリカでも3週連続の1位という大ヒットになったのでした。
♪そよ風のバラード(Seasons In The Sun)
*1974年、全米年間チャートでも2位という大ヒット。全世界で売上枚数1150万枚を突破。
『テリー・デサリオ(Teri DeSario)』
★1951年11月27日、フロリダ州マイアミ生まれの女性シンガーソングライター。
1978年マイアミのクラブで歌ってたところ「ビー・ジーズ」のバリー・ギブに見出され、
バリーの作った曲&プロデュースでデビュー。
その翌年、高校の同級生だった「KC&ザ・サンシャインバンド」のリーダー、
KCとデュエットした曲「イエス・アイム・レディ」が全米シングルチャート2位を記録する大ヒット!
その後、日本では↓この曲が大ヒットしました。
♪オーバーナイト・サクセス(Overnight Success)
*1984年、オリコン洋楽チャート1位。洋楽シングルとしては売上28万枚と大ヒット
『デル・ヴァイキングス(The Dell-Vikings)』
★1955年、ペンシルベニア州ピッツバーグに配属された
アメリカ空軍の隊員5人で結成されたドゥーワップグループ。
1956年、基地のコンテストで見事優勝。
ユニークなキャリアも注目され、国際的なコンテストにも参加。
1956年、ローカルなレコード会社からデビュー。
そして翌1957年、大手のレコード会社から再デビュー。
その年の春~初夏にかけて全米シングルチャートHot100に31週間チャートイン。
♪カム・ゴー・ウィズ・ミー(Come Go With Me)
*1957年、全米シングルチャート最高4位を記録
『デル・シャノン(Del Shannon)』
★1934年12月30日、ミシガン州クーパーズヴィル生まれのシンガーソングライター。
(1990年2月8日に自殺。享年55歳)
14歳の時にギターを手にし高校時代にバンドを結成。
軍隊に入隊後もバンドを作ってレコードをリリースするも全くの不発。
しかし1961年に発表したシングルは、大ヒットとなりました。
♪悲しき街角(Runaway)
*1961年、全米1位獲得。
★ちなみに、ソングライターとしてはピーター&ゴードンの
「I Go To Pieces」などのヒットを提供しています。
『デルフォニックス(The Delfonics)』
★1965年、ウィリアムとウィルバートによるハート兄弟を中心に、
フィラデルフィアの高校で出会った仲間で結成したソウルグループ。
1960年代終わりから1970年代はじめにかけて数々のヒットを放っています。
♪ララは愛の言葉(La-La-Means I Love You)
*メジャーレーベルからの最初のシングル
*1968年、全米4位まで上昇。
*その後、この曲はアレサ・フランクリン/ジャクソン5/
ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック/トッド・ラングレン/プリンス/
スウィング・アウト・シスター/ マンハッタン・トランスファーなど
多くのアーティストたちがカバー。
『テルマ・ヒューストン(Thelma Houston)』
★1946年5月7日、ミシシッピ州リランド生まれのソウルシンガー。
若い頃からゴスペルグループで活動。
当時大人気だった「フィフス・ディメンション」のマネージャーにスカウトされプロデビュー。
しかしヒットは出ずレコード会社も移籍。
デビューして7年、1976年3rdアルバムからの最初のシングルカット曲が
当時のディスコブームもあって大ヒットしました。
♪ジス・ウェイ(Don't Leave Me This Way)
*1977年に全米1位を獲得
『デレク&ザ・ドミノス(Derek & The Dominos)』
★1970年、エリック・クラプトンがスーパーバンド「ブラインド・フェイス」解散後に結成したグループ。
アメリカ南部のロックに影響を受けたこのグループは、
「デラニー&ボニー&フレンズ」からキーボード&ベース&ドラムスを引き抜いた4人組。
♪いとしのレイラ(Layla)
*スライドギターの名手であった、オールマン・ブラザーズ・
バンドのデュアン・オールマンをゲストに迎えた曲
*1972年、全米10位まで上昇(この曲はバンド解散後にヒットしています)
★1971年、この曲が大ヒットする前年。2枚目のアルバムのレコーディング中、
メンバー間の不和が元で制作は中止。バンドも解散しています。
次回 「坂崎さんの番組」という番組
ゲストに、やなわらばーのお二人